賃貸1階の部屋に「湿気」がこもります。除湿機の電気代が心配で買うか迷っています。他に安くて効果的な対策はあるのでしょうか?
そんな方に向けて、本記事では除湿機に頼らず、安くて手軽にできる湿気対策をわかりやすく紹介します。
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なぜ集合住宅の1階は湿気がたまりやすいのか?
集合住宅の1階に住んでいると、他の階よりも湿気を感じやすいと訴える方が多いです。その主な理由は、地面に近いため地中からの湿気が上がってきやすく、換気もしにくい構造になっているからです。特に防犯上の理由から窓を開けにくい場合、空気の循環が悪くなり、部屋に湿気がこもってしまいます。
また、日当たりが悪い場合や、建物の構造上、風の通りが悪い場合も湿気がたまりやすくなる要因です。こうした状態を放置すると、壁や家具にカビが発生したり、ニオイが気になったりなど、さまざまな問題が起きやすくなります。
除湿機の電気代はどのくらい? 使うべきか迷ったら
除湿機はたしかに効果的な家電ですが、電気代が気になって購入をためらう人も多いでしょう。機種にもよりますが、パナソニック株式会社「衣類乾燥除湿機 カタログ 2025」によると、除湿モード(自動)の1時間あたりの電気代は6円~11円が目安とされています。1日8時間使用した場合、1ヶ月(30日)で1440円~2640円の電気代がかかります。
梅雨時期や夏の間だけの使用に限るなら、健康や家財への被害を防ぐためのコストと考えることもできます。とはいえ、電気代を抑えながら湿気対策したいなら、除湿機に頼らず工夫する方法を検討してみましょう。
安くて効果的な湿気対策とは? すぐできる工夫を紹介
電気代をかけずにできる湿気対策はいくつかあります。以下のような方法を組み合わせることで、湿気を抑えることが可能です。
・こまめな換気
部屋全体の空気を入れ替えることが大切です。定期的に短時間でも換気をしましょう。特に対角線上に窓を開けると、風が通りやすくなります。
・サーキュレーターの活用
サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させるだけで、湿気がたまりにくくなります。
・家具の配置を工夫する
壁から家具を5cm以上離すことで、空気の流れがよくなり、湿気がこもりにくくなります。
・除湿剤を使う
市販の除湿剤はクローゼットや押し入れ、シューズボックスなどに効果的です。100円ショップでも手軽に購入できます。
・新聞紙や重曹を活用する
靴の中や引き出しに新聞紙を入れると、湿気を吸収してくれます。重曹も湿気取りに使えるうえ、消臭効果も期待できます。
湿気対策で快適な暮らしを手に入れよう
湿気は目に見えにくい存在ですが、放置すると体調不良や住環境の悪化を招くこともあります。特に1階の部屋では、地面の湿気や風通しの悪さが原因で湿気がたまりやすくなるので、早めに対策を講じることが大切です。
除湿機が便利なのは事実ですが、電気代が気になる方は、まずは換気や家具の配置、除湿剤などの工夫から始めてみましょう。日々のちょっとした習慣を見直すだけでも、部屋の湿度は大きく変わります。快適で健康的な暮らしを守るために、今日からできる湿気対策を始めてみてはいかがでしょうか。
出典
パナソニック株式会社 衣類乾燥除湿機 カタログ 2025
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
