SNSで「iPhoneじゃないといじめられる」と話題に! 娘も同じことを言いますが、高いので「Android」にしたいです。そんなに機能は違いますか? やはり“みんなと同じ”がいいのでしょうか?

配信日: 2025.06.29
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SNSで「iPhoneじゃないといじめられる」と話題に! 娘も同じことを言いますが、高いので「Android」にしたいです。そんなに機能は違いますか? やはり“みんなと同じ”がいいのでしょうか?
SNS上で「iPhoneじゃないといじめられる」という投稿が話題になっています。自分の子どもからも同じようなことを言われると、親としては戸惑ってしまうのではないでしょうか。
 
とはいえ、iPhoneは高価なイメージがあり、「Androidスマホで安く済ませたい」と思う親は多いでしょう。
 
本記事では、なぜ子どもたちがiPhoneにこだわるのかという背景と、iPhoneを少しでも安く持たせるための方法を整理します。
浜崎遥翔

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

iPhoneが高いのは本当?

iPhone16の定価は12万4800円~、最近登場した廉価モデルのiPhone16eでも9万9800円~となっており、決して気軽に買える価格ではないでしょう(価格は2025年6月17日時点、Apple Storeのもの)。
 
Androidスマホなら、例えばシャープ製のAQUOSシリーズは、AQUOS wish4(3万3600円)、AQUOS sense9(6万940円~)などiPhoneよりも安いモデルが取りそろえられています。
 
AQUOS R9(9万6910円)、AQUOS R9 pro(19万4700円)といった高級端末もありますが、親としては高校生なら安いものでも性能的に十分ではないかと考えるのではないでしょうか(価格は2025年6月17日時点、シャープ公式オンラインストアのもの)。
 
例えば、2024年11月発売のAQUOS sense9、容量256GBモデル(6万7980円)は、同容量のiPhone16(13万9800円~)の半値であるにもかかわらず、性能面では日常使いには十分です。「このコストパフォーマンスを捨ててまで、わざわざiPhoneを選ばなければいけない理由はなんなのか」と疑問を感じるのも当然かもしれません。
 
しかし、子どもにとっては「機能」や「価格」よりも、iPhoneであることそのものが重要なのです。
 

日本では「iPhoneでないこと」が仲間外れの理由に?

日本はiPhoneのシェアが高いことで知られていますが、特に中高生の間ではその傾向が顕著とされています。
 
思春期の子どもたちにとって、「みんなと同じ」は安心感につながります。シェア率の低さがAndroidスマホを敬遠する理由の1つとなっているのです。
 
また、iPhoneなどのApple製品のみがAirDropを使えることも、iPhoneのシェア率が高い要因の1つとなっています。AirDropとは、写真や動画などのデータを、近くのApple製品同士で手軽に共有できる機能です。
 
AndroidスマホにもQuick Shareという類似の機能がありますが、iPhoneユーザーとデータをやりとりする場合には使えません。
 
学校生活では、友達同士で撮った写真をすぐに送り合うといった場面も多いでしょう。そうしたやり取りに入れないことで、孤立感を覚える子どもがいるのです。
 

iPhoneを安く持たせるための2つの方法

子どもの「iPhoneを持ちたい」という希望をかなえつつ、なるべく家計の負担を抑えたい場合はどうすれば良いのでしょうか?
 
まず検討したいのが、「型落ちiPhone」の活用です。iPhoneは発売から6~7年たったモデルでも、最新のOSやセキュリティアップデートに対応しているケースが多く、古いモデルでも不自由なく使えます。
 
見た目にもそれほど大きな違いはなく、周囲と同じiPhoneとして扱われることが多いため、コストを抑えつつ子どもも納得しやすい選択肢です。
 
とはいえ、メルカリなどのフリマや中古ショップでの購入はリスクが伴います。バッテリーが極端に消耗している、一見きれいだけど実は故障しているなどの問題があるかもしれません。
 
こういったリスクを避けたい場合は、各携帯キャリアが販売する「認定中古品」を検討しましょう。「バッテリー容量80%以上保証」、「初期不良があっても30日間保証」といった具合になっており安心して購入できます。
 
購入費用を抑えるもう1つの方法は、キャリアの「乗り換えキャンペーン」や「端末購入サポート」を利用する方法です。例えば、iPhone16e(128GB)であれば、乗り換えと同時購入、2年後に返却を条件に、1円×24回=実質24円や、2円×22回+初回3円=実質47円といったケースも見られます。
 
高校生ならば、2年間は親が負担し、「返却のタイミングで新しいiPhoneを自分で買うこと」などと約束することも現実的です。ただし、紛失や故障時には追加費用がかかることに注意しましょう。
 

家計とのバランスを考えながら子どもとよく話し合おう

子どもがiPhoneを使いたいという理由は、機能的な問題ではなく、みんなと同じものを持っているという安心感に起因するものです。Androidスマホのほうがコスパはいいからなどといった理由では、なかなか納得してもらえないかもしれません。
 
ただし、「型落ち品を安く手に入れる」「キャンペーンを上手に使う」といった方法で、iPhoneは安く手に入ります。「iPhoneがいい!」という子どもの希望をかなえつつ、家計の負担を上手に減らす方法を考えてみましょう。
 

出典

Apple Store オンライン
シャープ株式会社 COCORO STORE【シャープ公式通販】スマホ/スマホサービスオ
 
執筆者 : 浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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