「ビール」にかける「お金の平均」はいくら? 毎日「缶2本」のわが家は平均よりも多いの?
本記事では、ビールにかけるお金の平均をご紹介するとともに、ほかの種類のお酒との比較についてもまとめています。
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ビールにかけるお金の平均は?
札幌国税局の「令和4年度の酒類の消費状況」によると、令和4年4月~令和5年3月における札幌国税局管内の酒類の消費数量は36万981キロリットルで、そのうちビールの消費数量は10万5368キロリットルでした。
成人一人あたりの消費数量は24.0リットルで、350ミリリットル缶に換算すると68.6本となっています。350ミリリットル缶のビール1本を200円とした場合、ビールにかけるお金は年間でおよそ1万3700円/人です。
今回の事例では「毎日2本ビールを飲む」ということなので、350ミリリットル缶と仮定した場合、1年で14万6000円/人のビール代がかかっていることになります。平均よりも13万2000円/人以上多い計算になるでしょう。
「毎日ビール2本消費」をやめたら何ができる?
仮に、毎日2本ずつ飲んでいるビールをやめた場合、年間14万6000円のお金が浮くことになる可能性があります。ビールを買ったつもりでそのお金をためておけば、どのようなことができるのか考えてみましょう。
例えば、旅行の費用に充てることができるかもしれません。国内だけでなく、海外に行ける可能性もあります。国内の有名温泉地やアジアツアーなど、15万円以内で行けるところもあるようなのでチェックしてみるとよいでしょう。
また、最新のスマホに買い替えることも可能です。2024年に発売された最新モデルである「iPhone16」も、新品のSIMフリー端末が10万円前後で購入できる場合もあるようです。
「最新モデルのスマホに買い替えたいが、高くて手が出せない」という人は、毎日飲んでいるビールをやめることを考えてみてもよいかもしれません。
ビール代を節約する方法
「毎日のビールを完全にやめることは難しい」という場合は、ビール代をできるだけ節約できる方法を考えてみるとよいでしょう。
まず、毎日2本飲むビールを1本に減らしたり、1日おきに飲むようにする方法があります。1年に換算すると7万3000円で済むため、ある程度の節約効果が得られるでしょう。
本数を減らしたくない場合は、ビールを発泡酒に変える方法があります。350ミリリットル缶のビールを1本200円、同じ容量の発泡酒を1本170円とした場合、毎日2缶ずつ飲むビールを発泡酒に変えることで年間2万円以上の節約になる計算です。
また、まとめ買いすることでビールをできるだけ安く購入する方法も検討してみましょう。
350ミリリットル缶をケースで購入する場合、1本ずつ買うよりもお得になることがあるようです。例えば、1本だと約200円のビールを1ケース(24本入り)4500円で購入した場合、1本あたりの値段は約188円になります。それほど大きな節約効果は期待できないと感じるかもしれませんが、長い目で見るのであれば少しでも安い方がよいでしょう。
ビール代の平均は成人一人あたり年間1万3700円|毎日2本は平均より多いと考えられる
350ミリリットル缶のビール1本を200円とした場合、ビールにかけるお金の平均は年間1万3700円になります。
今回の事例では「わが家では缶ビールを2本飲んでいる」ということなので、年間14万6000円かかっていると考えられ、平均より相当多いといえるでしょう。
14万6000円をビールにかけるのをやめた場合、浮いたお金で旅行をしたり最新モデルのスマホに買い替えたりすることもできる可能性があります。やめることが難しい場合は、少しでもビール代を節約する方法を考えてみるとよいでしょう。
出典
札幌国税局 令和4年度の酒類の消費状況
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
