妻は「毎日」洗濯機を回しており、正直「水道代がもったいない」と思っています。洗濯の頻度を「2日に1回」に減らすといくらくらいの節約になりますか?
本記事では、洗濯機の1回あたりの水道代や2日に1回に減らすことで節約できる金額、洗濯機の水道代を節約する方法を解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
洗濯機の水道代は1回あたりどれくらいかかる?
洗濯機の水道代は水1リットルあたりの単価と、洗濯機の標準使用水量(標準コースで1回の洗濯に必要な水の量)を掛けることで算出できます。
経済産業省資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」で使われている水道代の金額換算係数を基にすると、水道代は1立方メートルあたり260円です。1立方メートルは1000リットルに相当するため、1リットルあたりの単価に換算すると0.26円となります。
あるメーカーにおける、縦型洗濯機(標準使用水量:約139リットル)とドラム式洗濯機(標準使用水量:約83リットル)の1回あたりの水道代と、1ヶ月(30日)毎日1回洗濯機を回した場合の水道代の目安を表1にまとめました。
一般的に、ドラム式洗濯機はドラムを回転させ、衣服を持ち上げて落とすたたき洗いで洗濯するため、縦型洗濯機に比べて使用水量が少ない傾向です。
表1
| 縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 | |
|---|---|---|
| 1回あたりの水道代 | 約36.14円 | 約21.58円 |
| 1ヶ月(30日)の水道代 | 約1084円 | 約647円 |
※筆者作成
洗濯の頻度を「2日に1回」に減らすといくらくらいの節約になる?
表2は、表1を基に1年間にかかる洗濯機の水道代を洗濯の頻度別にまとめたものです。洗濯の頻度を2日に1回に減らすと、年間で約4000~6600円の水道代を節約できるでしょう。また、水道代だけでなく電気代も節約できる可能性があります。
表2
| 洗濯の頻度 | 縦型洗濯機 | ドラム式洗濯機 |
|---|---|---|
| 毎日 | 約1万3191円 | 約7877円 |
| 2日に1回 | 約6596円 | 約3938円 |
※筆者作成
洗濯機の水道代をなるべく節約する方法
ここでは、洗濯機の水道代を節約する方法を3つご紹介しましょう。
・お風呂の残り湯を利用する
洗濯機は1回の洗濯で80~150リットルの水を使うといわれますが、残り湯を利用することで数十リットルの節水が可能です。ただし、髪の毛やゴミが入っていると洗浄力が落ちたり臭いが移ったりする恐れがあります。
・まとめて洗濯する
洗濯機の容量に応じてまとめて洗濯することで、水道代や電気代を節約できます。洗濯物の量が少ない日は洗濯せず、次の日の分とまとめて洗濯するとよいでしょう。
ただし、洗濯回数を減らすために洗濯物を詰め込みすぎるのは逆効果です。洗濯物を多く詰め込むと水流が発生しにくくなり、汚れが落ちにくくなります。そのため、一度に洗濯する量は洗濯槽の7~8割が目安です。
・洗剤を入れすぎない
洗剤の量を多く入れても、その分汚れを落とせるわけではありません。洗剤を落とすためにすすぎの回数が増えるため、かえって水道代がかかってしまいます。洗剤も適量を意識することで水道代や洗剤代の節約につながるでしょう。
まとめ
今回の試算では、洗濯機の1回あたりの水道代は、縦型洗濯機が約36円、ドラム式洗濯機が約22円となっています。洗濯頻度を毎日から2日に1回に減らすと、縦型洗濯機の場合は約6600円、ドラム式洗濯機の場合は約4000円の水道代を年間で節約できる計算です。
また、洗濯機の水道代を節約する方法としてお風呂の残り湯を利用することやまとめて洗濯することなどが挙げられます。洗濯物の量やよく着る服の種類など、ライフスタイルに合わせて洗濯頻度を調整しましょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 省エネ効果の算出根拠
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
