毎日子どものユニフォームを洗う日々です。洗剤代がかさんで辛いのですが、「ジェルボール」「粉」「液体」、どれが一番節約になりますか?

配信日: 2025.07.01
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毎日子どものユニフォームを洗う日々です。洗剤代がかさんで辛いのですが、「ジェルボール」「粉」「液体」、どれが一番節約になりますか?
子どものユニフォームの洗濯が必要な場合、洗濯物の量も多くなります。毎日洗濯すれば洗濯洗剤の使用量が増えるため、節約したいと考えることでしょう。
 
この記事では、ジェルボール洗剤、粉末洗剤、液体洗剤について、各洗剤の特徴とコストパフォーマンスについて解説します。
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洗濯洗剤の種類別にかかるコスパ

まずは、洗濯洗剤の販売価格を見てみましょう。あるホームセンターでの販売価格は以下の値段でした。

● ジェルボール11個入り:348円(税込み)1個あたり約32円
● 粉末洗剤900グラム:398円(税込み)
● 液体洗剤750グラム:348円(税込み)

洗剤に表示されている使用量の目安を参考に、各洗剤のコストを見てみましょう。
 
洗濯物の量は、1人あたり1日1.5キログラムとされています。5人家族であれば、1日の洗濯の量は7.5キログラムです。洗濯水量を65リットル(洗濯物の量6〜7キログラム)として、考えてみます。
 
1回の洗濯で、ジェルボールは2個(洗濯水量が55リットル以上の場合は2個の使用が推奨されています)、粉末洗剤では54グラム、液体洗剤であれば60ミリリットルを使用します。
 
それぞれの内容量から計算すると、ジェルボールは洗濯1回で約64円、洗濯回数は約5回分、粉末洗剤は洗濯1回で約24円、洗濯回数は約16回分、液体洗剤は洗濯1回で約29円、洗濯回数は約12回分です。
 
3つの洗剤を比べると、1回あたりの洗濯にかかる費用が安く、洗濯回数がもっとも多いのは粉末洗剤だと分かります。洗濯洗剤を節約するには、粉末洗剤が最適といえるでしょう。
 

洗濯洗剤の種類別のメリット・デメリット

ここからは、各洗剤の特徴を紹介します。粉末洗濯洗剤、液体洗濯洗剤、ジェルボールの3つについてそれぞれメリット、デメリットを見てみましょう。
 

粉末洗剤

粉末洗剤のメリットは、洗浄力が高くコスパに優れていることです。油汚れや泥汚れに強く高い洗浄力でしっかりと汚れを落とします。
 
ただし、水に溶けにくいため、洗濯機や衣類に洗剤が残ってしまうことがあります。溶け残りがニオイやカビの原因になるため、水温が低くなる時期は液体洗剤に変えたり、お湯で溶かしてから使ったりするなどの工夫をしましょう。
 
なお、粉末洗剤に対応していない洗濯機があることに注意してください。
 

液体洗剤

液体洗剤は水に溶けやすく、すすぎが1回で済むことがあるため、節水や時短につながる点がメリットです。また、洗濯物の量に合わせて使用する量を調節できるため、経済的といえます。さらに、穏やかな洗浄力で衣類を傷めにくく、汚れがひどいところには直接塗り込むことで効果を発揮します。
 
デメリットは、頑固な汚れに対して、粉末よりも洗浄力が劣ることです。汚れによって使い分けをおすすめします。また、ボトルに詰め替える手間もあります。
 

ジェルボール

ジェルボールのメリットは、計量や詰め替えの手間がないことです。洗濯機にそのまま入れて使用できるため、詰め替える時にこぼして周りを汚すことがありません。また、洗剤が特殊な膜に覆われているため、劣化しにくく、洗浄力が高いことも特徴です。
 
デメリットは、洗濯物の量に合わせて、使用する量を調整できないことです。1回の洗濯量が少ない場合はコスパが悪くなってしまいます。なお、誤飲事故が起きやすいため、子どもの手の届かないところに保管するようにしましょう。
 

洗濯洗剤を活かす洗濯方法

洗濯洗剤の特徴を活かすためには、洗濯方法を守ることも大切です。
 
具体的には、洗剤の使用量を守ってください。洗剤を適量以上入れてしまうと十分なすすぎができず、洗濯槽にカビが発生する原因となってしまいます。
 
また、洗濯物は規定量を守るようにしましょう。洗濯物を詰め込みすぎると、十分に汚れを落とせません。洗濯機が故障する可能性があることにも注意してください。
 

洗剤の節約には粉末洗剤がおすすめ

ジェルボール、粉末洗剤、液体洗剤を比べると、粉末洗剤がもっともコスパがいいことが分かりました。洗濯洗剤を節約したい場合には、粉末洗剤の使用をおすすめします。それぞれの洗剤のメリットとデメリットをうまく生かしてみてください。う。
 

出典

一般社団法人日本電機工業会「洗濯機を選ぶ時のポイント」
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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