毎朝お弁当を作って出勤していますが、会社には「300円の社食」もあります。コスパ的にはどちらが得なのでしょうか?
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目次
手作り弁当と社食、1食あたりのコストを比較
まずは、手作り弁当と社食の1食あたりのコストを比較してみましょう。
●手作り弁当:
株式会社ニチレイフーズが行った「全国お弁当事情に関する調査 2024」によると、手作り弁当の平均コストは1食あたり約222.3円です。
●社食:
社員食堂の平均価格は1食あたり300円〜500円程度とされています。
この比較から、手作り弁当の方が1食あたり約77.7円〜277.7円安くなります。月に20日勤務すると、月間で約1554円〜5554円の節約になります。ただし、手作り弁当には食材費以外にも水道光熱費や調理器具の費用がかかること、また、社員食堂の価格は企業によって異なる場合があることも考慮する必要があります。
栄養バランスと健康面での違いは?
次に、栄養バランスと健康面での違いを見てみましょう。
●手作り弁当
自分で栄養バランスを考えて作れるため、健康的な食事を心がけやすいです。ただし、忙しい朝には準備の手間から、栄養が偏る場合もあります。
●社食
管理栄養士が監修したバランスのよいメニューが提供されている場合があります。また、温かい食事を適切な時間にとることは、消化によいとされています。
健康面を重視する場合、多くの社員食堂では栄養バランスの取れた食事を手軽にとれるため、有効な選択肢となります。
手間と時間、ライフスタイルに合った選択を
昼食の選択は、手間や時間、ライフスタイルにも大きく関わってきます。
●手作り弁当
毎朝の準備や献立の考案、買い物など、時間と労力が必要です。しかし、自分の好みに合わせた食事を楽しめ、節約にもつながります。
●社食
調理や準備の手間がなく、昼休みにすぐに温かい食事をとれます。また、同僚とのコミュニケーションの場としても活用できます。
自分のライフスタイルや価値観に合わせて、手作り弁当と社食のどちらが適しているかを考えることが大切です。
気分転換や人間関係の観点から考える昼食の効果
昼食の取り方は、心身のリフレッシュや職場での人間関係にも影響を与えます。
●手作り弁当
自分のデスクや休憩室で一人で食べることが多く、落ち着いた時間を過ごせる一方で、孤立しがちになる可能性もあります。ただし、読書や音楽を聴くなど、自分の時間を楽しめる点はメリットです。
●社食
同僚と一緒に食べる機会が増えるため、コミュニケーションの場として活用できます。部署を超えた交流が生まれることもあり、社内の人間関係の構築に役立つでしょう。また、社食での会話は業務外のリラックスした時間として、気分転換にもなります。
このように、昼食は単なる「栄養補給」だけでなく、気持ちの切り替えや人間関係の潤滑油としての役割も果たします。食事のスタイルによって、それぞれ異なるメリットがあることを理解して選ぶことが大切です。
自分に合った昼食スタイルを見つけよう
手作り弁当と社食、それぞれにメリット・デメリットがあります。コストを抑えたいなら手作り弁当、栄養バランスや手間の軽減を重視するなら社食が適しているでしょう。また、週のうち数日は弁当、他の日は社食といった併用も一つの方法です。自分のライフスタイルや健康、時間の使い方に合わせて、最適な昼食スタイルを見つけてみてください。
出典
株式会社ニチレイフーズ 全国お弁当事情に関する調査 2024
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
