いまさら聞けない「資産」ってなに?どうしたら「資産家」になれる?無職の資産家についても解説
また、資産家といわれる方の中には無職の方もおり、資産が何を指すか混乱している方もいるかもしれません。
そこで本記事では、資産という言葉や資産家になるにはどうしたらいいのか考えてみました。
行政書士
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。
「資産」って何を指すの?
一般的にいわれる「資産」は、自身の保有する財産をいいます。具体的には以下のような換金性の高いものが資産となります。
●現金
●預貯金
●株
●債券
●投資信託
●不動産
●車
●事業で利用する資材や商品 など
近年では上記のほか、希少価値の高いトレーディングカードや廃盤となったスニーカーなど市場価格が当時の定価より著しく高額になっているものも含めて資産と呼ばれることもあるようです。なお、資産の中でも金融商品に分類される、預貯金や株、債券、投資信託などは金融資産と呼ばれることがあります。
このように資産はお金持ちだけが有しているものではなく、社会で生きる誰しもが有しているものなのです。
無職の資産家? それってどんな人?
資産家といえば、企業の社長や政治家など、何かしら社会的にステータスが高いといわれるような職業に就いている方を想定されるかもしれません。しかし、中には何も職に就いていない無職の資産家の方も存在しています。
無職の資産家の方は大抵、自分の有する資産の運用などによって生じるお金で生活しているケースが一般的です。最近では投資信託や株式、債券などの分配金や配当金から得られる不労所得で生活されている方の存在も話題となっています。こういう方が無職の資産家の代表例です。
しかしながら資産が何円あれば資産家に該当するといった明確な定義は存在していません。ひとつの目安として、資産を1億円以上有している方を資産家と定義するケースがあるようです。
どうやったら資産家になれる?
資産家に至るまでの経緯は人それぞれです。親から財産を相続したという人もいるでしょう。起業したり、特技を生かしたりして大きく稼ぎ、資産家になったという人もいるかもしれません。それ以外にも、投資に成功したという人も一定数存在しているようです。
このように、資産家と呼ばれるような域に達するには会社員としてコツコツ働いているだけでは難しいのが実情です。仮に年収450万円程度の平均的な収入の方が毎月5万円ずつ、年利4%で30年間、投資などで資産運用したとしても、その間に積み立てられる資産額は合計で3470万円ほどであり、とても億の資産には届きません。
このように、資産家になるには起業するなど何かしら大きくお金を稼ぐ必要があり、そう簡単にはなれないことが想定されます。
しかし、資産家にはなれずとも資産を増やしていくことは将来への備えに役立ちます。資産家になるためではなく将来のために自身の資産を増やしていくことは大切でしょう。
資産は誰でも少なからず持っている! 今一度資産管理の見直しを!
無職の資産家の方は何らかの方法で多くの資産を築き、その資産で生活していると考えられます。ただ、一般の会社員などにとってその域に達するのはなかなか難しいのが現実です。
とはいえ、現金や預貯金、不動産や株などの資産は多くの方が保有しています。これを機に将来に備えて自身の資産の管理や資産運用について見直しを行ってみてください。
執筆者 : 柘植輝
行政書士
