いまだに「ガラケー」を使っている両親。「来年になったら使えなくなる」という噂は本当!? 「スマホ」を持たせたらいくらくらい携帯代は高くなりそうですか?

配信日: 2025.07.10
この記事は約 3 分で読めます。
いまだに「ガラケー」を使っている両親。「来年になったら使えなくなる」という噂は本当!? 「スマホ」を持たせたらいくらくらい携帯代は高くなりそうですか?
「操作性に慣れない」「携帯代を安く済ませたい」といった理由から、ガラパゴス携帯(以下:ガラケー)を使っている方もいるかもしれません。本記事では「ガラケーが来年以降使えなくなる」といううわさの真相に迫り、「スマホ」に乗り換えた場合、携帯代はいくら高くなるのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

NTTドコモの3Gサービスは2026年3月31日で終了に

ガラケーには「来年になったら使えなくなる」といううわさが流れているのをご存じでしょうか。結論から述べると「ガラケーが来年以降使えなくなる」といううわさは、部分的にあっているといえます。現在使われている携帯電話の無線規格は「3G」「4G」「5G」に分けられ、ガラケーでは主に3G回線を利用しています。
 
しかし、KDDI株式会社では2022年3月31日に、ソフトバンク株式会社では2024年7月31日に3Gサービスの提供が終了しました。2026年3月31日には株式会社NTTドコモの3Gサービスも終了するため、3Gにしか対応していないガラケーは来年以降使えなくなるのです。
 
ガラケーには3Gにしか対応していない機種だけでなく、4Gに対応した「ガラホ」と呼ばれる機種もあります。4Gに対応したガラケーであれば、3Gサービスが終了しても引き続き利用できます。
 

「スマホ」に乗り換えると「300円~900円程度」携帯代が高くなる

大手キャリアでは、ガラケーからスマホへ乗り換える方が利用できるプランを提供しているようです。このプランを利用した場合、携帯代はいくらくらい高くなるのでしょうか。まずは、各大手キャリアが提供しているガラケー用プランを見てみましょう。
 
表1

月額料金
キャリアA 1595円
キャリアB 1408円
キャリアC 1507円

※筆者作成
 
次に、ガラケーからスマホへ乗り換える方が利用できるプランの料金は表2の通りです。
 
表2

月額料金
キャリアA 2453円
キャリアB 2266円
キャリアC 1815円

※筆者作成
 
表1・表2から、同じキャリア間でガラケーからスマホへ乗り換えた場合の価格差を算出しました。

キャリアA:2453円-1595円=858円
 
キャリアB:2266円-1408円=858円
 
キャリアC:1815円-1507円=308円

ガラケーからスマホへ乗り換える場合、携帯代は「300円~900円程度」高くなるようです。
 

「ガラケー」から「スマホ」に乗り換える際の注意点

ガラケーからスマホに乗り換える際、以下のポイントに注意しましょう。
 
1. すべてのデータを移行できるわけではない
 
電話帳や写真、動画などは引き継げますが、着うたや着メロといった音楽データやガラケー特有のデータは移行できないようです。
 
2. 元の料金プランには戻れない可能性がある
 
前述したように、3Gプランは2026年3月に全て終了します。また、3Gプランへの新規契約は行えないため、スマホに乗り換えた後は元の料金プランへ戻れません。
 
3. ガラケーで契約した有料サービスは自動解約されない
 
ガラケーからの解約にしか対応していないサービスがあるようです。スマホに乗り換えた後に自動解約されないため、使わないサービスにお金を払ってしまうおそれがあります。
 
4. メールアドレスは引き継げないケースもある
 
違うキャリア間で乗り換える場合や、大手キャリア以外を利用する場合は、元々使っていたメールアドレスが引き継げない場合があります。
 

まとめ

3Gのみ対応しているガラケーは、2026年3月31日をもって利用できなくなります。しかし、4Gに対応しているガラケーであれば続けて利用できるため「ガラケーが来年以降使えなくなる」といううわさは、部分的には合っているといえるでしょう。また、ガラケーからスマホへ乗り換える場合、携帯代は「月額300円~900円程度」高くなるようです。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問