熱中症が心配で「冷房はつけっぱなしにして」と母に頼んでいますが、電気代を気にして使いません…。“24時間”エアコンをつけっぱなしにした電気代はどのくらいかかりますか？
特に高齢の家族がいる家庭では、健康を守るためにもエアコンの適切な使用が重要です。今回は、エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代や、電気代を抑えるための工夫について解説します。
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目次
エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代は？
エアコンを24時間連続で使用した場合の電気代は、エアコンの機種や部屋の広さ、設定温度などによって異なります。以下は、6畳の部屋で省エネ型エアコンを使用した場合の目安です。
・冷房（設定温度28℃）
約2000円～5000円／月
一方、旧型のエアコンや一般型のエアコンでは、電気代がさらに高くなる傾向があります。例えば、旧型の6畳用エアコンを冷房で使用した場合、約6000円～1万円／月になることもあります。
つけっぱなし運転とこまめなオンオフ、どちらが電気代を抑えられる？
エアコンをこまめにオンオフするよりも、つけっぱなしにした方が電気代を抑えられる場合があります。エアコンは起動時に一時的に多くの電力を消費しますが、その消費は短時間です。頻繁にオンオフを繰り返すと、コンプレッサーの負担が増え、効率が落ちるため、電気代が高くなることがあります。
ダイキンの検証によるとエアコンを24時間つけっぱなしにした場合と、30分ごとにオンオフを繰り返した場合では、つけっぱなしの方が消費電力量が少ないという結果が出ています。ただし、部屋を長時間空ける場合などはオフにした方が節電になるため、使用状況に応じて使い分けることが大切です。
電気代を抑えるためのエアコンの使い方と工夫
エアコンの電気代を抑えるためには、以下のような工夫が効果的です。
・設定温度の見直し
冷房時は28℃を目安に設定すると、省エネ効果が期待できます（無理のない範囲で快適性も考慮しましょう）。
・フィルターの定期的な掃除
フィルターが汚れているとエアコンの効率が下がり、電気代が増加します。2週間に一度を目安に掃除しましょう。
・サーキュレーターの併用
部屋の空気を循環させることで、エアコンの効率が向上し、電気代の節約につながります。
・断熱対策の強化
窓に断熱シートを貼る、カーテンを厚手のものにするなどの対策で、外気の影響を減らし、エアコンの負荷を軽減できます。
健康と電気代、どちらも大切にするために
エアコンを24時間つけっぱなしにした場合の電気代は、エアコンの種類や使用環境によって異なりますが、適切な設定や工夫をすることで、電気代を抑えつつ快適な室内環境を維持することが可能です。
特に高齢の家族がいる家庭では、熱中症のリスクを避けるためにも、エアコンの適切な使用が重要です。電気代を気にするあまり、健康を損なってしまっては本末転倒です。エアコンの効率的な使い方を家族で共有し、安心して夏を乗り切りましょう。
出典
ダイキン工業株式会社 mission5-1「つけっぱなしがお得”という説は本当なのかを検証せよ！」
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
