“突然の雨”や“風通しの悪さ”で「洗濯物」が乾かなくて困る!1日5時間「浴室乾燥」を使っているのですが、いくらくらいの電気代がかかっているのでしょうか?
本記事では、一日あたりの浴室乾燥機にかかる電気代を計算しました。電気代の節約方法も紹介しますので、参考にしてください。
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目次
「浴室乾燥機」の電気代は1時間あたり「30円~60円程度」が目安
浴室乾燥機は製品によって消費電力が異なりますが、標準的な乾燥機能にかかる消費電力は1200~2000Wが目安とされています。
また、全国家庭電気製品公正取引協議会が公表した電気料金の目安単価は31円/kWhです。これらの情報から、1時間あたりにかかる浴室乾燥機の電気代を計算しました。
・1200Wの場合
31円/kWh×(1200W÷1000)=37.2円
・2000Wの場合
31円/kWh×(2000W÷1000)=62円
「浴室乾燥機」を1日5時間使うと「月5580~9300円」もの出費に
乾燥にかかる時間は季節や時期によって異なり、夏は3時間、冬は5時間程度が一般的な目安とされています。上述した1時間あたりの電気代を基に、浴室乾燥機を5時間動かした場合、1ヶ月(30日)の電気代がいくらになるのか計算しました。
・1時間当たりの電気代が37.2円の場合
37.2円×5時間×30日=5580円
・1時間当たりの電気代が62円の場合
62円×5時間×30日=9300円
浴室乾燥機を1日5時間使うと、一ヶ月では5580円~9300円、一日では186円〜310円の出費になるという計算になります。なお、洗濯物の種類や量、浴室の広さなどで実際にかかる時間は異なるため、あくまでも目安として参考にしましょう。
「浴室乾燥機」の電気代をなるべく節約する方法
ここでは、少しでも浴室乾燥機の電気代を減らすために、すぐ実践できる方法を3つ紹介します。
1.浴室の水分をあらかじめ取り除く
湿度が高いと乾燥機の効果が減り、洗濯物が乾くのに時間がかかります。換気を行い、浴槽のふたを閉め、水滴を拭き取ることで湿気を減らしましょう。これにより、浴室の乾燥が効率的になり、乾燥機の使用時間を短縮できます。
2.こまめにフィルターを掃除する
浴室乾燥機のフィルターにほこりがたまると、吹き出す風量が制限されて乾燥効率が落ちてしまい、電気代が上がってしまうおそれがあります。メーカーによってお手入れの推奨頻度が異なりますが、月1回を目安として定期的に掃除を行いましょう。
3.洗濯物の干し方を工夫する
特に、シーツやクッションカバーなど、大きいものや厚みのあるものは乾きづらい傾向にあります。こういった乾きにくい洗濯物は、温風が直接あたる浴室乾燥機の近くに干すと効果的です。
また、洗濯物の間隔をあけることも重要です。洗濯物がくっつくと生乾き特有の嫌なにおいが発生するだけでなく、浴室乾燥機の風が通らないため洗濯物が乾きにくくなります。5〜10センチメートルの間隔をあけて並べると、温風のあたる面積が増えるため洗濯物が乾きやすくなるでしょう。
まとめ
浴室乾燥機は、湿気が多い時期などで洗濯物を乾かすのに効果的です。また、湿気を浴室から取り除けるため、浴室のカビ予防にも効果があります。
ただし、1時間あたりの電気代は安くても毎日数時間稼働すると1ヶ月あたりの電気代は無視できない出費になるかもしれません。紹介した節約術を駆使して、浴室乾燥機を効率よく運用しましょう。
出典
全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
