Wi-Fiの電源は24時間365日つけっぱなしが普通?1年間の電気代はどのくらいになる?
そこで本記事では、Wi-Fiルーターを24時間365日稼働させた場合の電気代や、節電の工夫について解説します。家庭で無理なく続けられる使い方のヒントもご紹介しますので、参考にしてください。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
Wi-Fiルーターをつけっぱなしにしたときの電気代
Wi-Fiルーターは、基本的に電源を入れたまま使うことが一般的です。ここでは、24時間365日つけっぱなしにした場合の電気代を計算します。
まず、Wi-Fiルーターには、家庭向けのコンパクトなものから、オフィスで使われる大容量タイプまでさまざまな種類があります。今回は、一般的な家庭用モデル(最大消費電力:約6ワット)と、高性能なモデル(最大消費電力:約15ワット)の2タイプで比較してみましょう。
電気代の計算には、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として示している「1キロワットアワーあたり税込み31円(令和4年7月22日改定)」の単価を使用します。
Wi-Fiルーターの電気代を計算したものを表1にまとめました。
表1
| 最大消費電力 | 1日の電気代 | 1ヶ月(30日)の電気代 | 1年の電気代 |
|---|---|---|---|
| 約6ワット | 約4.46円 | 約134円 | 約1628円 |
| 約15ワット | 11.16円 | 約335円 | 約4073円 |
※筆者作成
Wi-Fiルーターをつけっぱなしにすると、1年で約1600円~4000円の電気代がかかる可能性があることが分かりました。
ただし、ここで使う消費電力の数値は「最大時」のものであり、常にこの数値で動作しているわけではありません。通常の使用時や待機状態では、実際の消費電力はもう少し低くなるのが一般的でしょう。
電気代を節約する方法
Wi-Fiルーターの電気代は、ちょっとした工夫で節約できます。身近な方法をご紹介しますので、参考にしてください。
まずは「スリープモードを活用する」方法です。一部のWi-Fiルーターには、待機時の消費電力をおさえる「スリープモード」が搭載されている場合があります。就寝時などの使わない時間帯に設定すれば、ムダな消費電力をカットできるでしょう。
また「定期的に再起動する」ことも有効といわれています。長時間つけっぱなしにすると、動作が不安定になり余計な電力を使う可能性があります。週に1回など、定期的な再起動を習慣づけるのもおすすめです。
Wi-Fiルーターの設置場所にも工夫が必要です。電波が安定する位置に置くことで負荷が減り、消費電力をおさえられる可能性があります。床より高く、壁から離れた場所が理想といわれています。
契約内容の見直しもポイント
使い方の工夫に加えて、電気の契約内容を見直すこともひとつのポイントになるでしょう。
見直しの内容には、電気料金プランや契約アンペア数の見直し、電力会社の変更などがあります。
特に電気料金プランの見直しは、家庭全体の電気代節約につながる可能性があります。各電力会社では、さまざまなニーズに対応した料金プランを提供しており、時間帯やライフスタイルに応じてお得になるものもあるようです。
自身の生活に合ったプランを選ぶことで、無理なく電気代をおさえることができるかもしれません。
Wi-Fiルーターを1年間つけっぱなしにした際の電気代は1600円~4000円ほどになる可能性あり。ルーターの設定などで節約につながることも
Wi-Fiルーターは、24時間つけっぱなしでも年間の電気代は1600円~4000円程度となるようです。
ただし、スリープモードの活用や設置場所の工夫などによって、さらに電気代をおさえられるかもしれません。加えて、電気料金プランや契約内容の見直しも節約に役立ちます。できることから始めて、ムダのない快適なネット環境を整えてみましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
