1ヶ月あたり「約150円」の節約につながる可能性も!? 換気扇を毎日「24時間」つけっぱなしにした場合と「拭き上げ」して「3時間」つけた場合では、1ヶ月の電気代はどのくらい変わる?

配信日: 2025.07.13
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1ヶ月あたり「約150円」の節約につながる可能性も!? 換気扇を毎日「24時間」つけっぱなしにした場合と「拭き上げ」して「3時間」つけた場合では、1ヶ月の電気代はどのくらい変わる?
浴室の換気扇はカビの発生を抑制するために必要なものです。しかし、24時間つけっぱなしにしていると、電気代が気になるという方も少なくありません。
 
では、拭き上げなどを行って、換気扇の使用時間を3時間におさえた場合、電気代はどのくらい変わるのでしょうか。
 
今回は、浴室の換気扇の使用時間による電気代の差や、拭き上げを効率よく行う方法についてご紹介します。
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浴室の換気扇、1ヶ月の電気代はどれくらい?

換気扇の消費電力を7.6ワット、電気代の目安単価を公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワーとした場合、毎日3時間浴室の換気扇を使用した場合と、24時間つけっぱなしにした場合の電気代は、表1の通りです。
 
表1

毎日3時間使用した場合 24時間つけっぱなしの場合
1日当たりの電気代 約0.71円 約5.65円
1ヶ月の電気代 約21円 約170円

※筆者作成
 
表1より、それぞれの電気代の差は1日当たり約4.94円、1ヶ月では約149円となります。消費電力が大きいほど電気代も高くなるため、自宅で使用している浴室の換気扇の消費電力によっては、使用時間によってさらに電気代の差がでるかもしれません。
 

拭き上げは時間がかかる!? 浴室の換気扇の使用時間を減らして節約する方法はある?

浴室の拭き上げは5~10分程度で終わるものの、毎日行うのは面倒だと感じる方も少なくありません。そのため、浴室の換気扇の使用時間を減らして電気代の節約をしたい方は、習慣化できるような方法がよいでしょう。
 
例えば、以下のような方法であれば、比較的手軽に実践できます。

●水気が残りやすい部分や乾きにくい部分だけ拭き上げる
●スクイージーなどを使ってある程度水気を落としてから拭き上げる
●熱湯を浴室全体にかけて、カビの原因となる皮脂を洗い流す
●冷水を浴室全体にかけて水蒸気を減らす
●換気扇の使用時は、浴室の空気を外に排出できるようドアや窓は閉めておく

浴室の拭き上げは、換気扇の使用時間を短縮できるだけでなく、水滴が残りにくくなるため、きれいな状態を保ちやすくなります。浴室全体は面倒だと感じる方でも、水滴が気になる場所を軽く拭き取るだけであれば続けやすいでしょう。
 
また、忙しい場合や拭き上げも負担になるというときは熱湯や冷水をかける方法もあるようです。水をかけるだけであれば数十秒~1分程度で終わるため、浴室の換気扇の使用時間を短縮しつつ、掃除の負担も少なくできるでしょう。
 

浴室の換気をしないとどうなる?

浴室を十分に換気しなかった場合、カビの発生や異臭など、不衛生な環境になりかねません。特に、壁や天井はカビが発生しやすいため、浴室を使用したらしっかりと乾燥させる必要があるでしょう。
 
また、カビの発生は見た目だけではなく、人体にも影響を与えるリスクがあります。放置しておくとアレルギーや病気などになるケースがあり、咳(せき)や鼻炎、人によっては湿疹、呼吸困難などの症状が現れると考えられています。
 
浴室は高温多湿で、住宅のなかでも特にカビが発生しやすい場所です。換気扇を回したり、おけやボトル入れなどの小物関連は日光に当てる機会を設けたりして清潔な浴室を保ちましょう。
 

浴室の換気扇の使用時間を短縮すると1ヶ月あたり150円ほど節約できる可能性がある

浴室の換気扇の使用時間を24時間から3時間に短縮した場合、1ヶ月あたり約150円の節約につながる可能性があります。拭き上げなどの手入れは必要になりますが、電気代を手軽におさえられる方法だといえるでしょう。
 
ただし、自宅で使用している浴室の換気扇の消費電力などによって金額は異なる場合があるため、あくまでも参考程度にしてください。
 
なお、浴室の換気をしっかり行わなければカビや異臭の原因になりかねません。カビの発生は人体にも影響をおよぼすおそれがあるため、水気が残りやすい部分などのみ拭き上げたり、換気扇を使用する際はドアや窓を閉めたりして、効率よく換気を行いましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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