「高校生2人+中学生2人」の子どもがいるわが家の「食費」は「月13万円」! やはり平均より高いのでしょうか?
この記事では、子育て世帯の食費の平均額や家計における適正バランスを、公的データを基に分かりやすく解説します。
家計の見直しに役立つ情報もまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。
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6人家族の平均食費は?
総務省統計局の2024年「家計調査」によると、6人家族の平均的な食費は月11万8265円となっています。
ただし、この数値には子どもの有無や年齢は反映されていません。成長期の高校生や中学生がいる家庭の場合、食費は大きく跳ね上がる可能性があるため、月13万円という食費は、子ども4人がいる家庭としては珍しくないと考えられます。
エンゲル係数で見る食費のバランス
月13万円の食費が「高すぎる」のかを検討するために重要なのが、消費支出に占める食費の割合、いわゆるエンゲル係数です。
前述の調査によると、6人以上世帯のエンゲル係数はおよそ32.1%となっています。
月13万円の食費をこのエンゲル係数に当てはめると、月の消費支出は約40万5000円です。つまり、月の消費支出が40万5000円を超えている家庭であれば、食費13万円は必ずしも高すぎるとはいえないでしょう。
ただし、支出全体が収入に見合っていることが前提となります。収入とのバランスによっては、家計を圧迫する可能性もあるため注意が必要です。
無理なく食費を見直す3つのポイント
「食費を削りすぎてストレスを感じるのは避けたい」という方のために、無理なく続けられる工夫をご紹介します。
・特売日のまとめ買いと冷凍保存を活用する
スーパーの特売日に上手にまとめ買いをして、冷凍可能な食材をストックすることで、食費をおさえられる場合があります。
・外食・テイクアウトの回数を減らす
例えば、週1回の外食を月2回に減らすだけでも節約につながるでしょう。
・間食は手作りを検討
子どもたちの間食に市販のスナック菓子を用意するのではなく、おにぎりや手作りおやつを準備するだけでも、月単位で見れば食費はおさえられるようです。
6人家族で食費13万円は、平均を1万円以上上回る
6人家族の平均食費は月11万8265円です。しかし、この数値には子どもの有無や年齢などは反映されていません。
大切なのは、「平均」との比較だけではなく、収入や支出のバランスを見て、無理なく続けられる家計を目指すことです。無理に切り詰めようとすると、家族の健康や生活の満足度にも影響が出るため、ストレスなく取り組める見直しポイントから少しずつ改善していきましょう。
出典
e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 / 家計収支編 総世帯 詳細結果表 表番号4 2024年
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
















