庭の雑草に困って家族で「草むしり」を決行!「業者」に頼んだ場合と比べて“どのくらい”節約できるのでしょうか?
今回は、庭の草むしりを業者に依頼した場合と、自力で行った場合の費用を比較しました。あわせて、草むしりを楽にするコツや雑草の再発を防ぐ方法についても解説します。
雑草対策に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
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庭の草むしりを業者に依頼した場合と自力で行う場合の費用を比較
3人家族で庭の広さを10平方メートルと仮定し、草むしりを業者に依頼した場合と自力で行う場合の費用相場を比較した結果は表1の通りです。
表1
| 依頼先 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 専門業者 | 約3000〜9000円 | 10㎡あたり/単価300〜900円(相場) |
| シルバー人材センター (例:長野市、市原市、飯能市) |
約7700円〜1万3000円 | 地域により異なる。事務費・草の処分費がかかる場合も |
| 造園業者 | 約1万4000円〜2万1000円 | 1日料金が中心。時間単価は2000〜3000円程度 |
| 自力(家族3人) | 約4300円~(初回のみ) | 手袋:約500円 ねじり鎌:約600円 熊手:約1000円 道具を複数購入した場合の目安。以降の費用はほぼ不要 |
※筆者作成
表1から分かるように、3人家族で自力で草むしりをする場合、手袋や鎌などの道具代を含めた初回費用は約4300円程度です。
一方で、業者に依頼した場合の費用は1回あたり約3000円~2万1000円と幅があります。庭の広さが小さく作業時間も短い場合は、シルバー人材センターに依頼した方が自力より安くなることもありますが、庭の広さや雑草の状態によっては費用が高くなるケースもあるため、単純な比較は難しいでしょう。
また、草刈りでは根が残りやすく、年に数回の作業が必要です。仮に年2回業者に依頼する場合、年間費用は約6000円~4万2000円程度になります。自力で草むしりを行う場合は初回に道具を購入すれば、その後の費用はほとんどかかりません。そのため、長期的に見れば、約1700円~3万7700円の節約につながる可能性があります。
草むしりを楽にするコツと雑草を予防する方法
自力で草むしりをすれば費用は抑えられますが、その分手間と時間がかかります。そこで、作業を少しでも楽にし、雑草の再発を防ぐためのコツをご紹介します。
草むしりを楽にするコツ
草むしりのコツは、土が湿って柔らかい状態だと根から抜きやすくなるため、雨が降ってから2~3日後に行うことです。土が乾燥していると草の根が残りやすいため、晴れの日が続く場合は水をまいて土を湿らせるとよいでしょう。ただし、水まきや雨が降った直後は土がぬかるみ、足元が滑りやすいため、避けた方が安心です。
また、草むしりは気温が比較的低い早朝や夕暮れ時に行い、夏場は特に熱中症にならないように注意してください。晴れた昼間に作業すると体への負担が大きく、熱中症や脱水症状のリスクが高まるため、無理なく作業できる気温の時間帯に行いましょう。
雑草を予防する方法
雑草を予防する方法は、草むしりで根から雑草を取り除いた後に防草シートを敷くことです。光合成を阻害して雑草の成長スピードを遅くすることができます。
防草シートの相場は1×10メートルで約2000円、耐用年数は4~5年ほどとされています。初期費用はかかるものの、1度敷くと数年間除草せずに済むため、業者へ年に数回依頼するよりも費用が安く済む可能性があります。
ただし、防草シートは黒い色のものが多いため、景観を大切にしたい方には、砂利を敷く方法もおすすめです。
また、処理しにくい雑草には、除草剤を茎や葉に直接散布して枯らすことも1つの方法です。除草剤に含まれる有効成分が雑草の根まで浸透するため、雑草を予防できます。ただし、除草剤を使用する際は、使用上の注意を確認して安全に使用してください。
庭の「雑草処理」を自力でやると業者に依頼するより最大3万円以上節約できることも
庭の広さによっても異なりますが、草むしりを自力でやると、業者に依頼するよりも約1700円~3万7700円の費用を抑えられる可能性があります。
家族3人で草むしりを行う場合、必要な道具代は初回で約4300円程度。それ以降は費用がほとんどかからないため、長期的に見ると大きな節約効果が期待できます。
一方で、体力的な負担やスケジュールの都合から継続が難しいケースもあるため、無理のない範囲で検討したいところです。
費用を抑えたい場合は、まずは一度試してみて、継続が難しければ業者への依頼も含めて相談しながら方法を見つけていくのがよいでしょう。
出典
公益社団法人長野シルバー人材センター 単価表
公益社団法人市原市シルバー人材センター お仕事・料金
公益社団法人飯能市シルバー人材センター お引き受けできる仕事の具体例と料金のめやす
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
