パックご飯は「コスパが悪い」と思っていたけど、米価格も高騰してるしそんなことはない？パックご飯と米の価格を比較

精米を炊飯して食べるのが一般的ですが、パックご飯を利用する方法もあります。最近はお米の価格高騰が著しく、家計に大きな影響を与えています。そんな状況のなかでコスパを気にする人は多いでしょう。そこで本記事では、パックご飯と精米の価格について解説します。

パックご飯と米の価格比較

ここからは、パックご飯と米の価格を比較します。ある販売サイトでは、180gのパックご飯が税抜き138円、5kgの精米は税抜き3780円で販売されています。一般的に、炊飯前の精米は1合が150gとされており、150gの精米を炊飯すると340gほどになるとされています。
 
150gの精米が340gになるとすると、5kgの精米を炊飯すると約11.3kgになります。5kgの精米の価格が3780円の場合には、炊飯後1gあたりの価格は約0.33円となります。つまり、180gで約59円です。
 
この結果をもとに、パックご飯と精米の価格を比較すると、パックご飯の価格は精米の2倍以上です。なお、精米の炊飯やパックご飯の調理の際に発生する水道代と電気代は考慮していません。
 

食費の節約方法

米の価格高騰によって食費がかさみ、家計が圧迫されている家庭は少なくないでしょう。家計を安定化させるため、食費の節約に取り組む人も多いはずです。
 
食費を節約するには、自炊が必要不可欠といえます。あくまで状況次第ですが、基本的には外食をするよりも自炊するほうが食費を節約できるからです。ここからは自炊をすることを前提に、食費の節約方法をいくつか紹介します。
 

食材をまとめ買いする

食材の価格はお店によって違いますが、日によっても異なります。そのため、食費を節約するには安く販売されている食材を購入することが大切です。また、安い食材をまとめて購入しておくことで、さらなる節約につながります。
 
また、食材をまとめ買いすると買い物の頻度を減らせるため、余計なものを購入してしまうことも防げます。
 
なお、まとめ買いした食材は無駄なく使用するようにしましょう。食材を無駄にすることは、お金を捨てることと同じです。食材の保存方法や献立を意識しながら、無駄にならない量の食材をまとめ買いしましょう。
 

食材から献立を考える

インターネット上にはさまざまなレシピが掲載されています。これらのレシピを駆使して、日々の献立を考える人も少なくないでしょう。しかし、レシピからその日の献立を考えると食費が増えることがあります。
 
その理由は、レシピに使われている食材が安いとは限らないからです。また、必要な調味料などが自宅になければ、買い足す必要もあります。
 
そのため、食費を節約するなら食材から献立を考えることをおすすめします。自宅にある食材や、スーパーなどでその日に安い食材を基に献立を考えることで、食費の節約につながるでしょう。
 

キャッシュレス決済で支払う

会計時にキャッシュレス決済で会計を行うと、会計額に応じてポイントがもらえます。ポイントの還元率は決済方法などによって異なりますが、1％前後であることが一般的です。
 
また、貯まったポイントの使い方は決済方法によって違いがありますが、会計時にポイント分を割引できたり、ポイントと引き換えに商品をもらえたりします。ポイントを貯めれば食費の節約につながるでしょう。
 

パックご飯よりも精米のほうがお得

ある販売サイトでは、パックご飯が180gで税抜き138円、精米が5kgで税抜き3780円で販売されています。
 
一般的には炊飯前の精米は1合が150gであり、それを炊飯すると340gほどになります。これを基に計算すると、5kgの精米は炊飯時に約11.3kgです。5kgの精米の価格が3780円である場合、炊飯後のご飯1gあたりの価格は約0.33円です。つまり、180gでは約59円となります。
 
180gのパックご飯が138円であることを考慮すれば、精米のほうが価格は安いといえるでしょう。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー