会社員共働きの我が家。生活スタイルが変えられず、ひと月の食費が「10万円」超え!”自炊をせず”に節約する方法はありますか?
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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現状を肯定的に捉える
忙しい日常で「共働きで自炊しないスタイル」を否定する必要はありません。賢い家計運営とは、自分の生活を最大限に満足させるために時間や労力を配分させることです。その過程で、「無駄を減らす」工夫をできるところを探してみましょう。
外食・中食スタイルでできる節約術
1. 週1~2回の「固定テイクアウト日」の設定
スーパーやコンビニでは、閉店間際や夕方や夜に値引きセールを行っています。そのタイミングに合わせて購入することで、定価より20~50%安く抑えられます。
2. サブスク型ミールサービスの利用
冷凍・宅配ミールは、1食あたり400~1000円程度で、外食よりも安く済ませることもできます。キャンペーンなどで割引価格での提供をしていれば、一度試して自分との相性を確認してみるのもよいでしょう。
また、「健康」を意識したメニューを提供しているサービスが数多くあります。そういったメニューを選ぶことで、コンビニ弁当と比較して、より栄養バランスに優れた選択技となる場合もあるでしょう。
3. クーポンやポイント活用
ファストフード、カジュアルレストランでは公式アプリをダウンロードしておくと、クーポンが表示されるキャンペーンを実施しているところが増えました。また、提携しているクレジットカードで支払うと、通常よりポイント還元率がアップするなど、期間限定キャンペーンが実施されることもあります。
このようなキャンペーンを利用することで、実質10~20%程度の節約も可能です。キャンペーンの日をあらかじめ確認しておきましょう。
4. 昼食を「固定メニュー」でルーティン化
例えば、週3回は「おにぎり+スープ」で済ませるなど、決まったものに固定化しておくことも一つの方法です。あれこれ悩むうちに、買いすぎてしまうといった無駄を避けられます。意外と満足度が高く、ストレスなく1食500円程度に抑えることも可能です。
5. 食費のキャッシュレス管理にトライ
支出のうち「何が高いか」が見えると、改善するポイントがわかりやすくなります。家計簿アプリで、「コンビニ・外食・宅配・スーパー」などに分類してみましょう。無意識のうちに、無駄を積み上げているところがわかり、節約するべきところが見つけやすくなります。
ここに提案した方法は5つです。それぞれ試してみて、手軽で長続きできる自分に合った方法を見つけましょう。組み合わせにもよりますが、月額2万円程度の節約が可能になるケースもあります。
大事なことは「長続きさせること」
食事は毎日するため、「継続できるかどうか」が大事なポイントです。無理に「食材を購入して家庭で調理!」と思うと、ストレスがたまり、続きません。無理せずストレスなく節約を続けるためには、自分に合った「食事の仕方、調達の仕方」に変えることが大切です。
SNSなどでもいろいろな工夫が紹介されています。楽しみながら試してみて、自分に合った方法を取り入れていきましょう。
執筆者 : 柴沼直美
CFP(R)認定者
