約4割が「物価高で買い物の頻度が減った」と回答…。「支出金額」はどのように変わった?

配信日: 2025.07.23
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約4割が「物価高で買い物の頻度が減った」と回答…。「支出金額」はどのように変わった?
物価高の影響により、毎日の食事で節約を意識するようになった人もいるでしょう。中には、食品の買い物の仕方に変化が起きた人もいるかもしれません。
 
本記事では、物価高による1回の買い物の量や金額の変化、購入頻度が減った食品を紹介するとともに、食費の節約ポイントについてもまとめています。
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1回の買い物の「量」と「金額」はどう変化している?

料理SNS「スナップディッシュ」調べによると、「1回の買い物の金額が増えた」と回答した人の割合は54.4%でした。一方で、「ほとんど変わらない」という人が23.9%、「減った」という人が21.7%となりました
 
しかし、1回の買い物の量や頻度については、「ほとんど変わらない」あるいは「減った」と答えた人がそれぞれ4割程度にのぼりました。買い物の量や頻度が増えていないにも関わらず、買い物にかかる金額が増えていることから、物価高の影響を実感している人が多いことがうかがえます。
 
また、2022年の前回調査時と比べて、一回の買い物金額が「増えた」と答えた人は24.1%も増加しています。「1回の買い物の量」について「減った」と答えている人が前回より13.6%増加しているにも関わらず、金額は増えていることから、物価高が家計にも大きく影響していることが分かります。
 

購入頻度が減った食品は?

同調査では、購入頻度が減った食品と増えた食品についても、以下のような回答が出ています。

【購入頻度が減った食品】

●キャベツ
●米
●オリーブオイル

【購入頻度が増えた食品】

●もやし
●豆腐・納豆
●冷凍野菜
●きのこ
●うどん・パスタ

「購入頻度が減った」と答えた人が多かったキャベツや米・オリーブオイルは、価格の高騰幅が大きいと考えられます。
 
一方、野菜が値上がりする傾向の中でも価格変動が少なかったもやしや、料理のかさ増しに使える豆腐やきのこなどは、比較的購入しやすいと考える人が多いようです。
 

今すぐできる食費の物価高対策

物価高とはいえ、食費を削るのは難しいと感じる人もいるでしょう。しかし、工夫しだいでは今より食費を節約できる可能性はあります。
 
例えば、食材をなるべくまとめ買いし、一度に使い切れないものは小分けにして冷凍保存することで無駄を減らせます。まとめ買いする際はセールのタイミングを狙ったり、大容量で価格の安い業務用スーパーを利用したりして、1回の買い物金額をできるだけおさえるようにしましょう。
 
また、買い物の際にはクーポンやポイントを活用することをおすすめします。スマホアプリやキャッシュレス決済を利用すると、割引クーポンを取得できたりポイントが還元されたりと、お得に済ませることが可能です。
 
月々の食費の支出がいくらぐらいなのかを把握することも大切です。家計簿アプリなどを活用することで支出を管理し、無駄遣いに気づけるようにしましょう。
 

半数以上の人が「1回の買い物の金額が増えた」と回答している

物価高の影響で、1回の買い物の量や金額・頻度などに変化が起きているようです。
 
今回紹介したアンケート調査によると「1回の買い物の金額が増えた」と回答した人の割合は54.4%を占めているにもかかわらず、1回の買い物の量や買い物の頻度については4割前後の人が「減った」と回答しています。
 
買い物の量や頻度は減っていても支出金額が増えていることから、物価高が家計に及ぼしている影響は大きいといえるでしょう。
 
物価高対策として、食材のまとめ買いや冷凍保存、キャッシュレス決済の活用など、今すぐできることから試してみることをおすすめします。
 

出典

料理SNS「スナップディッシュ」調べ
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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