10年物のエアコンが「風が弱い」状態に…。修理費用「2万円」or買い替え「10万円」どちらを選ぶべき?

配信日: 2025.07.23 更新日: 2025.07.24
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10年物のエアコンが「風が弱い」状態に…。修理費用「2万円」or買い替え「10万円」どちらを選ぶべき?
10年近く使ってきたエアコンの風が急に弱くなった……。そんなとき、「修理に2万円かけるか、それとも思いきって買い替えるか」で迷う人もいるでしょう。初期費用を抑えたいけれど、すぐにまた壊れてしまっては意味がありません。
 
本記事では、修理と買い替えの判断ポイントを、費用・寿命・電気代などの観点から分かりやすく整理し、どちらがより納得できる選択かを考えます。
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10年使ったエアコンの「風が弱い」症状とは?

「風が弱い」「部屋が冷えにくい」と感じる場合、いくつかの原因が考えられます。
 
たとえば、フィルターや送風ファンの汚れ、冷媒ガスの不足、基板の故障などです。これらのトラブルは修理で改善されるケースもありますが、本体の経年劣化による性能低下が影響していることも少なくありません。
 
エアコンの寿命は一般的に10年程度とされており、10年を超えると故障のリスクが高まります。風が弱いという症状は、性能の限界を知らせるサインかもしれません。
 

修理費2万円は高い? 安い? メリットと注意点

エアコンの修理費2万円は、ファンモーターの交換やガス補充など軽度~中程度な修理の相場としては妥当な金額です。

■修理のメリット

●初期費用が少なく済む:買い替えに比べて金銭的負担が軽い
●使用環境を変えずに済む:取り外しや設置工事の手間がない

■修理の注意点

●部品の供給期限が迫っている可能性:メーカーの補修部品は一般的に製造終了から10年で供給が終わることが多い
●根本的な解決にならないケースも:修理後も別の部位がすぐ壊れる可能性あり

つまり、あと数年使えればいいと考える場合には有効ですが、「また故障するかも……」という不安は残ります。
 

買い替えに10万円かける価値はある? 最新機種の魅力とは

新品のエアコンは対応畳数にもよりますが、6畳~10畳用の場合、本体が4万円~12万円程度、設置費用は1万円~3万円程度が相場です。中でも10万円の予算があれば、省エネ性能や自動掃除機能が付いた機種を選ぶことも可能です。

■買い替えのメリット

●電気代が大幅に下がる:10年前のモデルと比べて、年間で数千円程度安くなるケースもある
●保証期間が付く:メーカー保証は通常1年ですが、量販店などで5年~10年の延長保証が選べるため、安心感がある
●快適性が向上:静音設計、空気清浄機能、スマートリモコン連携などが使える

■買い替えのデメリット

●初期費用がかかる:短期的には大きな出費になる
●取り外し、設置の時間や手間が発生:夏場の繁忙期は設置まで数日待たされることも

特に電気代の節約や快適性を重視する家庭では、買い替えの方が長期的には得になるケースが多いです。
 

まとめ:修理か買い替えか、判断のポイントはココ!

「修理か? 買い替えか?」を判断するためのポイントは、次の3つです。

1.あと何年使いたいか:1年~2年で引っ越し予定なら、修理で延命もアリ
2.電気代や快適性にこだわるか:長期使用前提なら、省エネモデルの方が結果的にお得
3.故障の不安を減らしたいか:保証付きの新品は安心感が違います

結論として、「当面の出費を抑えたい人」には修理、「長く快適に使いたい人」には買い替えがおすすめです。まずは業者に見積もりを取り、修理の内容と費用、買い替えとの総額を比較して判断するのがベストです。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
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