私と同じ40代の友人が貯金「700万円」達成したそうです!自分は毎月のやりくりで手一杯なのですが、ほかの40代もこんなに貯めているの?

配信日: 2025.07.24
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私と同じ40代の友人が貯金「700万円」達成したそうです!自分は毎月のやりくりで手一杯なのですが、ほかの40代もこんなに貯めているの?
家計が日々のやりくりで手一杯の中、1000万円という大きな金額をためている知人がいると、自分の貯金額が少ないのではないかと不安になる方もいるのではないでしょうか。
 
この記事では、40代の貯金額について世帯別や年収別のデータを詳しくご紹介するとともに、貯金を増やすためのポイントについても解説します。
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40代の貯金額データ

ここからは、40代の貯金額について詳しく見ていきます。
 
金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」によると、40代全体の貯金額の平均値は929万円、中央値は200万円です。
 
平均値は、集計したデータの中に飛びぬけて大きい数字や小さい数字があると、その影響を大きく受ける値です。
 
一方で、中央値は集計データを順に並べたときに真ん中となる値のため、自分の貯金額が周囲と比べて多いか少ないか知りたい場合は、中央値を参考にするといいでしょう。
 
また、貯金額は世帯構成や金融資産の保有状況によっても大きく変動します。実際に、40代の27.5%は金融資産を保有していない状況です。
 

世帯別の金融資産保有額

表1は、40代単身世帯と2人以上世帯の金融資産保有額をまとめたものです。
 
表1

   
 

単身世帯 2人以上世帯
平均値 中央値 平均値 中央値
金融資産保有世帯 1342万円 355万円 1293万円 520万円
金融資産を保有して
いない世帯を含む
883万円 85万円 944万円 250万円

出典:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」を基に筆者作成
 
それぞれの中央値を見ると、単身世帯よりも2人以上世帯の方が貯蓄額が高い傾向にあります。
 
また、40代の友人が達成したという貯金1000万円は、単身世帯と2人以上世帯どちらの中央値と比較しても高い数字となっています。したがって、40代の中で貯金1000万円を超えている人は決して多いわけではありません。
 

年収別の金融資産保有額

続いて、表2は40代の年収別の金融資産保有額をまとめたものです。
 
表2

   
 

年収 単身世帯 2人以上世帯
平均値 中央値 平均値 中央値
収入なし 110万円 0万円 82万円 0万円
300万円未満 443万円 10万円 284万円 10万円
300~500万円未満 654万円 125万円 438万円 120万円
500~750万円未満 2244万円 1400万円 599万円 270万円
750~1000万円未満 2539万円 1000万円 1359万円 700万円
1000~1200万円未満 1600万円 1600万円 1840万円 980万円
1200万円以上 6638万円 4000万円 3839万円 1550万円

出典:金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査2024年」を基に筆者作成
 
将来の支出を考えた上で金銭的なリスクを下げるために、少しずつでも貯蓄額を増やしていくことが重要といえるでしょう。
 

賢く貯金するコツ

ここからは、貯金を増やすために大切なポイントを3つご紹介します。
 
1.固定費を見直す
 
スマホ料金やサブスク、保険などの毎月定額を支払う固定費は、一度削減するとその効果がずっと続くため、効率的に支出をおさえることができます。
 
2.先取り貯金をする
 
せっかく支出をおさえても、浮いたお金を別の支出に使っては意味がありません。自動積立の定期預金などを活用して、定期的にお金を貯金に回す習慣をつけましょう。
 
3.税制優遇制度を活用する
 
NISAやiDeCoといった税制優遇制度をうまく使うことで、運用収益に課税されることなく資産形成を図ることができます。ただし、金融商品には変動リスクがともなうため、特徴をよく理解したうえで始めることが重要です。
 

40代の貯金額の平均値は929万円、中央値は200万円

40代全体の貯金額の平均値は929万円、中央値は200万円ですが、世帯構成や年収によって個々の貯金額は大きく異なります。
 
中央値が200万円であることを踏まえると、貯金が1000万円を超えている40代は決して多くないといえるでしょう。
 
固定費の見直しや先取り貯金、NISAやiDeCoの活用など、貯金を増やすためにできることから少しずつ始めることが大切です。
 

出典

金融経済教育推進機構 家計の金融行動に関する世論調査2024年
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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