ペットボトル水を毎日買っていたら、年間で「3万円」超え!? 水筒に変えるとどれくらい節約できる?

配信日: 2025.07.25
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ペットボトル水を毎日買っていたら、年間で「3万円」超え!? 水筒に変えるとどれくらい節約できる?
気づかないうちに積み重なっている「ペットボトル飲料」の出費。特に夏場や外出が多い人ほど、毎日当たり前のように1本2本と買っているのではないでしょうか?実はこれ、年間で3万円以上の出費になっているかもしれません。
 
本記事ではペットボトル水と水筒生活のコストを比較し、どれほどの節約効果があるのかを解説します。
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ペットボトルの出費、実は“年間3万円超え”

一般社団法人全国清涼飲料連合会「数字でわかる!見て学ぶ!2025」によると、2024年時点で日本人1人あたりの清涼飲料水の年間消費量は約190.5リットル。これは365で割ると約520mlとなるので、1日500mlのペットボトルをほぼ毎日飲んでいる計算になります。
 
500mlのミネラルウォーターを1本100円で購入すると、100円×365日=年間3万6500円。
 
毎日とはいかなくても、週に3〜4本程度買う習慣があれば、年間2万円前後の出費は十分にあり得ます。とくにコンビニや自動販売機で買っている場合は、割高なため出費も膨らみがちです。
 

アンケートにも表れた「ペットボトル依存」

株式会社クロス・マーケティングが行った「ペットボトル飲料に関する調査(2024年)」によると、週5本以上ペットボトル飲料を飲む人は全体の約30%、週1本以上は60%を超えました。
 
便利だからと買っているうちに、月に数千円、年に数万円の“見えない支出”が家計を圧迫しているかもしれません。
 

水筒生活はどれくらい節約できる?

自宅でお茶を作って水筒に入れて持ち歩く場合、500mlあたりのコストは約5〜7円。これを同じ条件で計算すると、7円×365日=年間2555円。
 
つまり、ペットボトル水との年間コスト差は、約3万4000円にもなります。
 
また、近年はデザイン性や機能性に優れた水筒も多く、2000〜3000円で長く使えるものが手に入ります。初期費用は1〜2ヶ月の節約で回収できるため、コスパの高い投資といえるでしょう。
 

節約だけじゃない、水筒生活の副次的メリット

お金の節約に加えて、環境への配慮という面でも水筒生活はメリットがあります。日本では年間に約240億本のペットボトルが消費されており、1人あたり年間約200本に相当します(PETボトルリサイクル推進協議会)。
 
回収率は約86.9%と高いものの、残りの約13%(約31億本)は焼却や埋立、ポイ捨てなどによって環境負荷が懸念されています。水筒の利用を増やすことでペットボトルの消費を減らし、環境への負荷軽減につながります。
 
さらに、「冷たいお茶をキープできる」「甘い飲み物を控えられる」「ゴミを出さなくて済む」などの副次的メリットも見逃せません。
 

まとめ

ペットボトルを毎日買うと、年間で3万円以上の出費になります。自宅で飲み物を用意し、水筒に切り替えるだけで、その大部分を節約できます。
 
初期費用は数千円程度で、1〜2ヶ月で元が取れるケースも多く、長い目で見れば大きな差に。さらに、ゴミの削減や環境負荷の軽減にもつながり、経済的にもエコの面でもメリットは十分です。日々のちょっとした行動を見直すことで、無理なく賢く節約ができる「水筒生活」、今日から始めてみませんか?
 

出典

一般社団法人 全国清涼飲料連合会 数字でわかる!見て学ぶ!2025
株式会社クロス・マーケティング ペットボトル飲料に関する調査(2024年)
ペットボトルリサイクル推進協議会 PETボトルリサイクル 年次報告書2024
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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