レジャー施設の4割近くが「チケット代」値上げ…家族で夏どこにも行けない!? お金をあまりかけずに楽しめる夏の過ごし方を紹介

配信日: 2025.07.29
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レジャー施設の4割近くが「チケット代」値上げ…家族で夏どこにも行けない!? お金をあまりかけずに楽しめる夏の過ごし方を紹介
レジャー、旅行、食費……夏は出費がかさむ季節です。しかもレジャー施設の利用料まで軒並み値上げされているようです。そんな今だからこそ、家計に優しく、家族で楽しめる「お得なお出掛け術」を知っておきませんか?
 
本記事では、レジャー施設の値上がりの現状と、節約しながら思い出をつくるアイデアを紹介します。
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約4割のレジャー施設でチケット代が値上げ! 特にテーマパークは半数超え

株式会社帝国データバンクによると、2025年、全国の主要レジャー施設のうち37.4%がチケット料金を値上げしました。特に注目すべきはテーマパークで、対象100施設中51施設が料金を引き上げ、調査開始以降初めて半数を超えました。
 
大人1人あたりの「一般券(入場料)」の平均価格は1695円に上り、前年から4.2%増加、フリーパスの平均価格(最高額)も5.4%増で4846円となっています。2025年内に設定された入場料・フリーパス料金で最も高額なチケットはユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「1デイ・スタジオ・パス」で大人1人あたり1万1900円に達しています。
 
値上げの背景には電気代や人件費の高騰に加え、ダイナミックプライシング(変動価格制)の導入拡大、待ち時間短縮などの付加価値サービスの充実がありますが、一方で「若者のテーマパーク離れ」も懸念されています。
 

この夏のレジャー支出は増加傾向:家計への負担も拡大

明治安田生命保険相互会社の「夏に関するアンケート調査」によると、2025年の夏休みの予算は平均約10万5000円で、4年連続の上昇傾向、過去最高額に達しました。特に国内旅行や海外旅行の費用は物価上昇と円安の影響で増加し、食費や光熱費も家族が長時間在宅することにより大幅に上昇します。
 
夏休みの主な出費増加は食費、光熱費、レジャー費、教育費、交際費と多岐にわたっており、レジャーに関しても値上げに加えイベントや旅行の需要増が負担を増大させています。
 

節約しながら家族で楽しむには? 工夫と具体的なアイデア

この夏、増えがちなレジャー費を抑えるには工夫が欠かせません。例えば、自治体が運営する無料または格安の施設を活用するのは有効な方法です。公園や科学館、博物館、図書館などでは、夏限定のイベントを実施しているところも多く、利用料金も抑えられるため安心して楽しめます。
 
また、お金をあまりかけずに楽しめる夏の過ごし方としては、次のような方法があります。
 

・川遊びやバーベキューは出費が少なく、満足度も高い
・テントやバンガロー、民泊での宿泊は、ホテルや旅館よりも大幅に費用を抑えられる
・おうちキャンプで、身近に非日常を体験
・クーラーボックスに飲み物やおやつを入れ、日帰りの海遊びで出費を減らす

 
これらの遊びは子どもにも喜ばれ、節約しながら思い出をつくることができます。夏休みなどの繁忙期はこれらの工夫で費用を抑え、料金が下がる時期にレジャー施設やホテルを利用すれば、1年を通して我慢せずに楽しめるでしょう。
 

まとめ

2025年は主要レジャー施設の約4割がチケット代を値上げし、特にテーマパークでは料金負担が大きくなっています。家計への影響は無視できず、多くの家庭が夏休みの出費増加に頭を悩ませていることでしょう。しかし、工夫次第で節約しながら家族で楽しい時間を過ごすことは十分可能です。
 
「節約=我慢」ではなく、「工夫しながら楽しむ」というポジティブな気持ちで、1年を通して総合的に満足できるような計画を立てましょう。
 

出典

株式会社帝国データバンク 2025年「主要レジャー施設(テーマパーク)」価格調査
明治安田生命保険相互会社 明治安田「夏に関するアンケート調査」を実施 夏休みの予算が2万円増加し10万円を突破!過去最高額を更新! 暑さも物価高も乗り越えて今年は“外出する夏”に!(1ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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