便利そうだからとウォーターサーバーを契約しましたが、1年で「約5万円」かかりました…。コンビニの水の方が安かった気がします。本当に得だったのでしょうか?
ですが「便利だけど、1年で約5万円もかかっていた」と気づいた時、「これって本当に得だったのかな? 」と疑問に思う方も少なくありません。この記事では、ウォーターサーバーの費用は高いのか? コンビニ水と比べてどうなのか?そして、もっと安くする方法はあるのか?という疑問に答えていきます。
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年間約5万円のウォーターサーバー、本当に高い?
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会が行った「水分補給に関する一般向けアンケート調査」によると、ウォーターサーバーを利用している人は12.7%と少なめでした。
ウォーターサーバーは高いというイメージをもつ人も少なくないようですが、年間約5万円のウォーターサーバー費用は特別に高いわけではなく、むしろ平均的な水準です。ウォーターサーバーの費用は主に以下の4つに分かれます。
・水代(ボトルの購入または水道水利用)
・サーバーレンタル代(一部機種は無料の場合も)
・電気代(毎月約300〜1000円)
・サポートやメンテナンス費用(有料のサービスもあり)
例えば、12リットルの水ボトルを月に2本(計24リットル)消費した場合、水代だけで月2,800〜3600円程度かかります。これにサーバーレンタル代や電気代を加えると月4000円前後、年間約5万円となり、この金額は多くのユーザーの平均的な費用感にあたります。
コンビニ水と比較するとどうなる?
コンビニで水を買う場合のコストとウォーターサーバーの水のコストを比較してみましょう。
コンビニ水の価格(500mlあたり)はおおよそ100〜120円程度です。これを1リットル換算すると約200〜240円前後になります。ウォーターサーバーの価格は、RO水型(ろ過処理水)で1リットルあたり約100〜120円、天然水型(湧き水など)で1リットルあたり約150〜170円です。
このように、ウォーターサーバーの方が1リットルあたりの単価は安いケースが多いといえます。
ただし、注意が必要なのは、水をあまり使わない人にとっては、コンビニで必要な分だけ購入するほうが無駄なく安く済む場合があることです。たとえば、週に1〜2リットル程度しか使わない人なら、コンビニで水を買い足す方が結果的にコストメリットが高いかもしれません。
今後の選び方でコストは大きく変わる
ウォーターサーバーを今後も使うなら、「あなたの生活スタイルに合ったタイプ」を選ぶことが非常に重要です。向いているサーバータイプは次の通りです。
・毎日たくさん水を飲む家庭なら天然水型
→美味しさを重視したい場合に適しています。ただし、水代はRO水型に比べて高くなることが多いため、コストとのバランスを考慮してください。
・コストを抑えたい方 ならRO水型または浄水型
→水道水をろ過して使うため、毎月の水代がゼロまたは非常に安価になる場合があります。
他にも以下のような工夫で節約が可能です。
・注文ノルマなしのプランを選ぶ
・自動洗浄など不要な高機能を省く
・長期契約割引やキャッシュバックを活用する
あなたの5万円、損ではなかった。でももっと得する方法はある
「ウォーターサーバーは高い?」と聞かれたら、使い方によるというのが正直な答えです。
・年間5万円は決して高すぎず、一般的な範囲
・コンビニ水よりも「たくさん使う人」には割安
・少量しか使わない人には不向きな場合も
つまり、あなたのライフスタイルと使用量が「ウォーターサーバー向き」なら、損ではなかったといえます。
そして、これからもっと得したいなら、「使用量」と「使い方」に合ったプランを選び直すこと。それが、最も簡単で効果的な節約術です。
家計を見直したいと感じた今こそ、見直すチャンスです。契約内容や使い方を少し調整するだけで、毎年1〜2万円以上の節約になる可能性もありますよ。
出典
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 水分補給に関する一般向けアンケート調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
