50代の母がサブスクを5つ契約し、月の請求が2万円超え…! 「すべて解約できない」とのことですが、サブスク代としては平均的でしょうか?
今回の事例においても、50代の母親が5つのサブスクを契約し、月の請求が2万円を超えてしまったようです。
本記事では、サブスクの平均的な月額支出をはじめ、サブスクをなかなか解約できない理由やサブスクを見直して節約するコツなど、解約できない心理や見直しのコツも含めてご紹介します。
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サブスクの平均的な月額支出は?
サブスクの平均契約数や利用額は年々増加傾向にあるようです。
2024年にナイル株式会社が運営するアプリ情報メディア「Appliv(アプリヴ)」が実施した「サブスクリプションサービスの利用実態に関するアンケート調査」によると、サブスクを利用した経験のある方は全体の50.6%でした。
なかでも多くの方が利用しているのが「動画配信サービス」「音楽配信サービス」、そして「電子書籍サービス」の3つです。
月々の利用金額で最も多かったのが「1000~3000円未満」で31.4%、次いで「500~1000円未満」が27.1%、「500円未満」が16.5%でした。全体の75%が「3000円未満」となっています。
複数のサブスクを契約している場合は、1万円以上となるケースも珍しくないものの、月額2万円以上をサブスクサービスに支払っている場合は、平均に比べてかなり高めの水準だといえるでしょう。
サブスクを解約できない理由
毎月高額な料金を支払っていても、多くの人がサブスクを解約できないのには、さまざまな理由が考えられます。しばらく使っていなかったとしても、「また必要になるかも」と感じると、解約に踏み切れない方も多いでしょう。
また、サブスクの多くはインターネット上で解約手続きが必要ですが、解約するためには複雑な手順を踏まなければならないケースも珍しくありません。なかには、IDやパスワードを忘れてしまったことで手続きができず、そのまま解約せずに放置してしまう方も存在します。
さらに、ご年配の方たちにとって、学習系や美容系のサブスクは「趣味」や「自分への投資・ご褒美」と考え、解約しないケースも少なくないのです。
サブスクを見直して節約するコツ
生活費や固定費を見直す上で、サブスクは非常に節約しやすい固定費のひとつです。ここでは、無理なく、賢く見直すためのコツをいくつか紹介しましょう。
まずは、数ヶ月利用していないサブスクがあれば、思い切って解約することがひとつの方法です。定期的に契約内容と利用状況を確認し、不要なサービスは解約候補にしましょう。
月額払いよりも年払いの方が割安になるサービスも存在します。有料サービスではなく無料サービスの範囲内でも十分に楽しめるケースもあるでしょう。
さらに、動画や音楽配信サービスのなかには「ファミリープラン」が用意されているものもあります。家族で同じサービスを利用している場合は、プランを切り替えるだけでも、1人当たりの負担を抑えられるでしょう。
このように、ちょっとした工夫で、月々のランニングコストを削減できる可能性があります。
無理のない範囲でサブスク契約を見直そう
結論として、サブスクに月2万円超の出費は、一般的な利用金額に比べるとかなり高い水準といえます。しかし、料金が高いから無駄遣いをしていると決めつけるのではなく、必要性やそこから得られる満足感などとてんびんにかける必要があるでしょう。
物価高の波を受け、生活費の圧迫や老後資金への影響を考えると、定期的な固定費の見直しが欠かせません。契約するサブスクが、本当に必要なサービスかを見極めて、解約をすべきかどうかを検討していきましょう。
出典
ナイル株式会社 Appliv(アプリヴ) 利用中のサブスクリプションサービスは平均2.3個 解約の検討理由は「節約」が最多(アプリブ調べ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
