エアコン効果を高めるために、サーキュレーターか扇風機を買おうと思ってます。節電効果が高いのは、どちらでしょうか?

配信日: 2025.08.03 更新日: 2025.08.04
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エアコン効果を高めるために、サーキュレーターか扇風機を買おうと思ってます。節電効果が高いのは、どちらでしょうか?
エアコンの電気代が気になる夏。少しでも節電したいと考えたとき、「扇風機」と「サーキュレーター」のどちらを使えばエアコン効率がアップするのか、気になる方は多いでしょう。一見同じように見える2つですが、実は役割も効果も大きく違います。
 
この記事では、それぞれの特徴・電気代・節電効果の違いをわかりやすく解説し、「結局どちらを買うべきか?」まで答えます。
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扇風機とサーキュレーターの違いとは? 目的で使い分けよう

株式会社AlbaLinkが行った調査によると、夏の電気代節約方法として最も多かったのが「扇風機・サーキュレーターの活用」でした。電気代の高騰なども受け、エアコンと併用して節電を試みる方が増えています。ですが「どちらも風を送る家電でしょ? 」と思う方も多いと思いますが、実は目的がまったく違います。
 
扇風機は、直接体に風を当てて涼しさを感じさせるための家電です。リビングや寝室などで「今すぐ涼みたい」ときに使います。サーキュレーターは、部屋の空気をかき混ぜて循環させるのが目的で、冷房や暖房の効率を上げ、部屋全体の温度を均一にするのに効果的です。
 
たとえば、エアコンの冷気が下にたまりがちな夏場には、サーキュレーターで空気を循環させることで部屋全体が均一に冷え、エアコンの設定温度を上げても快適に過ごせます。つまり、「風を浴びて涼しくなる」のが扇風機、「空気の流れを作って節電に貢献する」のがサーキュレーターです。

 

消費電力と電気代はどちらが安い?

家電を選ぶときに気になるのが「電気代」です。扇風機とサーキュレーターでは、それほど大きな差はありませんが、モーターの種類によって大きく違ってきます。
 
モーター別の消費電力の目安

モーターの種類 消費電力(w) 1ヶ月の電気代(8時間×3日)
ACモーター(一般的) 約20〜50W 約100〜400円
DCモーター(省エネ) 約10〜25W 約75〜150円

※31円/kWhで計算(筆者作成)
 
DCモーター搭載のモデルは、消費電力が低く、静音性にも優れているため、夜間や就寝中の使用に最適です。
 

エアコンと併用したときの節電効果が高いのは?

本題です。エアコンの効率を上げて節電につなげたいなら、「サーキュレーター」のほうが効果的です。理由は次のとおりです。

●サーキュレーターの直線的で強い風が、エアコンの冷気を部屋全体に拡散
●冷たい空気が床にたまるのを防ぎ、設定温度を高めても快適

これによりエアコンの負荷が減り、消費電力を抑えられる効果が期待できます。具体的には、サーキュレーターを使うことで設定温度を1〜2℃上げても同じ快適さが得られ、その結果、エアコン単体使用時より月数百円〜1000円以上節電できる場合もあります。
 
一方、扇風機は体感温度を下げることに優れていますが、部屋の空気全体を循環させる力はサーキュレーターに比べて弱いため、エアコンの効率アップという点ではサーキュレーターに一歩劣ります。
 

節電が目的ならサーキュレーター。快適さ重視なら使い分けもあり

節電目的で選ぶなら、サーキュレーター(DCモーター搭載モデル)がベストでしょう。ただし、寝室などで「直接涼しくなりたい」場合は扇風機、リビングや広い部屋で「冷暖房を効率よく使いたい」場合はサーキュレーターなど、使い分けるのもおすすめです。
 
サーキュレーターや扇風機は、選び方と使い方次第で、エアコン代の節約に大きく貢献してくれます。今年の夏は「賢く涼しく、電気代もスリムに」してみませんか?
 

出典

株式会社AlbaLink 【夏の電気代節約方法ランキング】男女501人アンケート調査
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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