7月から一人暮らしを始め、エアコンは毎日使用。初めて届いた電気代が「1万円」でした…。夏の電気代はこれくらいが普通なのでしょうか?

配信日: 2025.08.08
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7月から一人暮らしを始め、エアコンは毎日使用。初めて届いた電気代が「1万円」でした…。夏の電気代はこれくらいが普通なのでしょうか?
夏場の一人暮らしでは、思いのほか電気代が高くなって驚くことがあります。特にエアコンを毎日使っていると、「これって普通?」「うちだけ高い?」と不安になる人も多いでしょう。
 
実際、一人暮らしで月に1万円の電気代がかかるのは珍しいことなのでしょうか?本記事では、夏の電気代の平均や高くなる原因、そして今日からできる節約の工夫までご紹介します。
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エアコンを毎日使ったら電気代が1万円に……これって普通?

一人暮らしで、エアコンを毎日使っていたら電気代が1万円を超えた……。これは「平均より高め」ですが、珍しいことではありません。
 
一般的な一人暮らしの電気代は、季節によって変動します。総務省の「家計調査 家計収支編」によると、夏場(7~9月)の1ヶ月あたりの電気代は、平均6771円です。ただし、これはあくまで「平均」です。
 
以下のような条件によっては、電気代が1万円を超えることも十分にあります。


・エアコンを長時間使用している
・エアコンの設定温度が低い
・エアコン以外の家電も頻繁に使用(テレビ、冷蔵庫、PCなど)
・オール電化の物件
・契約している電力プランが割高 など

つまり、1万円という電気代は平均より高めですが、「高すぎる」と断定できる金額ではありません。
 

電気代が高くなる原因と、すぐできる節約の工夫

一人暮らしで1万円を超える電気代には、いくつかの要因が重なっているケースが多いものです。ここからは、そうした原因への具体的な対処法や、日常で取り入れやすい節約の工夫をご紹介します。
 

1.エアコンの設定温度を見直す

24℃などの低い温度にしていると、部屋を冷やすために多くの電力を消費します。一般的に、冷暖房の設定温度を1℃変えるだけで、消費電力を約10%節約できるとされています。そのため、無理のない範囲で設定温度を調整し、扇風機やサーキュレーターを併用すれば、体感温度が下がり、より快適に過ごせます。
 

2.エアコンのオン・オフを見直す

短時間の外出などで頻繁に電源を切ると、再起動時に多くの電力がかかってしまいます。外出が1時間以内であれば、つけっぱなしの方が省エネになることもあります。
 

3.エアコンのフィルターを清掃する

フィルターが詰まっていると、冷却効率が下がり、無駄な電力を使ってしまいます。使用時間や機種によっても異なりますが、一般的には2週間に1回程度が掃除の目安とされています。
 

4.遮熱カーテンやすだれを活用する

遮熱カーテンやすだれ、断熱フィルムなどを活用することで、室温上昇を防ぎ、エアコンへの負荷を減らせます。特に、日当たりの良い南向きの部屋では効果的です。
 

5.電気料金プランや契約アンペアを見直す

一人暮らしに対して契約容量が大きすぎると、基本料金が割高になります。また、電力会社を切り替えることで、年間数千円以上節約できるケースもあります。
 

まとめ:高くても不安にならず、できることから始めよう

エアコンを毎日使用して電気代が1万円を超えるというのは、生活スタイルや条件によっては十分にあり得る範囲です。平均より高いとはいえ、「異常に高い」と心配する必要はありません。
 
ただし、設定温度や運転の仕方、家電の使い方などを見直すことで、節約も十分可能です。最初からすべてを完璧に行う必要はありませんが、できることから少しずつ取り組むことで、無理なく電気代を抑えられます。
 
暑い季節を快適に、そして賢く乗り切るためにも、まずは「自分の電気代を正しく把握すること」から始めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2024年7~9月期
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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