夏は4人家族全員で“シャワーのみ”にしているのに「月3万円」の水道光熱費は高い? 電気・ガス・水道代の内訳と節約のポイントは?
しかし、それでも水道光熱費が高いと感じる場合もあるかもしれません。本記事では、4人家族の水道光熱費の平均とともに、電気代・ガス代・水道代を節約するポイントについてもご紹介します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
4人家族の水道光熱費の平均はいくら?
総務省統計局の「2024年 家計調査(家計収支編)」によると、4人家族における1ヶ月の水道光熱費の平均は2万4593円です。内訳は表1のようになっています。
表1
| 内訳 | 平均金額 |
|---|---|
| 電気代 | 1万2805円 |
| ガス代 | 5015円 |
| そのほかの光熱費 | 747円 |
| 上下水道料 | 6026円 |
出典:総務省統計局「2024年 家計調査(家計収支編)」を基に筆者作成
今回の事例では「4人家族で水道光熱費は月3万円」ということなので、平均より5000円ほど高いことが分かります。
電気・ガス・水道代を節約するポイント
シャワーのみにしていても水道光熱費が高いと感じる場合は、ほかにも節約につながる方法を実践した方がよいでしょう。水道光熱費を節約するポイントを、電気代・ガス代・水道代に分けてそれぞれご紹介します。
電気代
電気代を節約するには、家電の使い方を見直してみましょう。例えば、以下のような見直しにより電気代をおさえられる可能性があります。
・エアコンの設定温度を緩和する
・エアコンのフィルターをこまめに掃除する
・テレビの明るさを調整する
・冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない
・電気ポットを長時間保温にしない
・暖房便座のフタは使用するとき以外閉める
また、家電を省エネ性能の高いものに買い替える方法も効果的です。経済産業省資源エネルギー庁によると、10年前の冷蔵庫を今どきのものに買い替えることで約28~35%の、エアコンの場合は約15%の省エネになるということです。
ガス代
お風呂でできるガス代の節約方法には、シャワーを出す時間をできるだけ短くすることや、追い焚きの回数を減らすことなどが挙げられます。そのほか、調理の際には以下のような方法でガス代を節約するとよいでしょう。
・野菜の下ゆでにはガスコンロではなく電子レンジを使用する
・食器を洗う際のお湯の温度を下げる
・ガスコンロの火は強火ではなく中火にする
また、契約しているガス会社や料金プランなどを見直すことで、ガス代が安くなる可能性もあります。
水道代
水道代節約のためには、シャワーを流しっぱなしにせずこまめに止めるようにしましょう。
経済産業省資源エネルギー庁によると、シャワーを1分間流しっぱなしにした場合の水の使用量は12リットルで、家族4人がそれぞれ4分ずつシャワーを使用すると浴槽1杯分とほぼ同じ量になります。
シャワーで45度のお湯を流すのを1分間短縮した場合、水道代を年間約1140円節約できるということです。そのほかにも、以下のような方法で水道代の節約につなげるとよいでしょう。
・洗濯物は毎日少量ずつではなく、まとめ洗いする
・食器洗いは食洗器を使用する
毎日の生活で水道水を使用するシーンでどのような節約が可能か、よく考えてみましょう。
4人家族の水道光熱費の月平均は2万4593円なので3万円だと5000円ほど高い
総務省統計局の家計調査によると、4人家族の水道光熱費の月平均は2万4593円なので、今回の事例に出てくる「月3万円」は平均より5000円ほど高いようです。
電気代は、エアコンの設定温度を調整したり家電を省エネ性の高いものに買い替えたりすることで節約できる可能性があります。
ガス代はシャワーを出す時間を短くしたり、ガスコンロの火を強火から中火にしたりする方法、水道代はシャワーをこまめに止めたり洗濯物をまとめ洗いしたりする方法で節約できる可能性があるため、始めやすいことから実践してみるとよいでしょう。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 2024年 家計調査(家計収支編)総世帯 詳細結果表 表番号4 世帯人員・世帯主の年齢階級別 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 機器の買換で省エネ節約
経済産業省資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約 風呂給湯器
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
