普段は「ペットボトルのお茶」を飲んでいます。節約のために“水筒”でお茶を持ち歩こうかと思いますが、月にどのくらい節約になりますか?
そこで気になるのが、「水筒に変えたらどのくらい節約になるのか? 」という疑問。この記事では、ペットボトルと水筒のコストを比較しながら、月間・年間でどれだけ節約できるかをわかりやすく解説します。
また、節約だけでなく、健康や環境にもやさしい水筒生活の魅力についてもお伝えします。
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毎日ペットボトルを買うと、月いくらかかってる?
ペットボトルのお茶は、コンビニや自販機で買うと1本あたり100〜150円程度です。自販機ではやや高く、140〜190円程度の商品もあります。今後さらに値上げされる可能性もあります。仮に150円とし、平日に毎日1本買うと、以下のようになります。
・1本あたり
→150円
・平日20日換算
→150円 × 20日 = 3000円/月
年間にすると、3000円 × 12ヶ月 = 3万6000円/年
これが1日2本、あるいは休日にも購入していれば、年間5万円以上かかっているケースも珍しくありません。こうした日常の小さな出費が、実は家計に大きく影響しているのです。
水筒に変えたら、月いくら節約できる?
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会の調査によると、水筒などのマイボトルを持ち歩いている人は75%でした。では、水筒に変えるとどのくらいのコストで済むのでしょうか?1回500mlの緑茶を作る場合のコストは、以下のように見積もれます。
・茶葉(粉末茶やティーバッグ)
→約5円〜10円/1杯
・水道代、お湯の電気代
→1〜2円/1杯程度
合計すると、1回あたり およそ7〜12円 で済みます。
たとえば10円とした場合、平日20日使用すると、10円 × 20日 = 200円/月になります。ペットボトル(150円 × 20日 = 3000円)と比べると、月2800円の節約になります。
年間では3万3600円の節約。毎年この額が浮くと考えると、かなり大きいですよね。水筒本体も2,000〜3000円程度で購入できますが、1〜2ヶ月で元が取れる計算になります。
水筒生活の注意点と、節約以外のメリットも紹介
水筒生活は節約面だけでなく、ほかにも多くのメリットがあります。ですが、いくつか注意点もあるため、事前に知っておきましょう。
<水筒生活の注意点>
お茶を入れっぱなしにすると雑菌が繁殖しやすいため、毎日の洗浄が必要です。特にふたやパッキンは分解して洗い、十分に乾燥させましょう。また、金たわしや研磨剤入りスポンジは使わないことが推奨されます。
保温・保冷力が高いボトルを選ばないと、夏場・冬場の快適さが落ちることがあります。重さが気になる方は、軽量タイプや小型水筒を選ぶと良いでしょう。食洗機対応か否かも確認して使用してください。
<節約以外のメリット>
・健康面
無糖のお茶を自分で用意することで、砂糖の過剰摂取を防げます。
・環境面
プラスチックごみの削減に貢献でき、SDGs的な意識の高さも◎
・好みに合わせて調整可能
温かいお茶や自家製ブレンドも楽しめます。
こうした視点からも、水筒生活は「単なる節約手段」にとどまらず、ライフスタイル全体を見直すきっかけにもなるのです。
水筒に変えると、意外と大きな節約につながる
たかがペットボトル、されどペットボトル。1本150円のお茶を毎日買い続けるだけで、月3000円・年3万円以上の出費につながります。これを水筒に変えるだけで、毎月2000円以上、年間では3万円以上の節約が可能です。
さらに、水筒生活には健康や環境にも良い影響があるため、お金の節約以上の価値を感じられるでしょう。「少しでも節約したい」「無駄な出費を減らしたい」と感じている方は、まずは水筒1本から始めてみてはいかがでしょうか。
出典
一般社団法人日本宅配水&サーバー協会 水分補給に関するアンケート結果(2021年)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
