4人家族のわが家は毎月の食費が10万円超…米もパンも高いのに、ママ友の家は4人で5万円まで抑えられているそうです。何かコツがあるのでしょうか?

配信日: 2025.08.19
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4人家族のわが家は毎月の食費が10万円超…米もパンも高いのに、ママ友の家は4人で5万円まで抑えられているそうです。何かコツがあるのでしょうか?
「毎月の食費、いつの間にか10万円を超えてしまう……」。米もパンも肉も値上がり続きで、買い物かごに入れた瞬間にため息が出る……そんな経験はありませんか?
 
ところが、同じ4人家族でも「月5万円でやりくりできている」という家庭も存在するようです。いったい何が違うのでしょうか?本記事では食費の節約について解説します。
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4人家族の食費は10万円超が普通!? 平均額と基準を確認

昨今の食費高騰を背景に、「わが家は4人で毎月10万円超!」という声も珍しくありません。
 
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2025年6月調査)」によると、4人家族の1ヶ月あたりの食費平均は10万589円でした。地域や家庭の事情によっては平均額を超えるケースもあります。
 
つまり、4人家族で1ヶ月の食費が10万円前後であれば、平均的な額といえそうです。10万円を大幅に超えている家庭も確かに存在しますが、まずは全国平均のデータを参考に、自身の家計を客観視することが重要です。
 

食費5万円以下を達成するために実践すべき3つの具体的習慣とは?

では、4人家族で食費を5万円まで抑えている家庭について考えていきましょう。一般的に食費を節約できている家庭に共通する工夫をまとめると以下の3点が見えてきます。


●まとめ買い・作り置き中心の調理スタイル
●週ごとの献立計画と必要な食材購入に徹する
●セール品やポイントを賢く活用する

まとめ買いや作り置きを活用し、外食や中食の頻度を減らす方法が有効です。週ごとに献立を立て、必要な食材だけをリスト化して購入することで、衝動買いを避け、食品ロスを最小限に抑えられます。
 
また、セール品やポイントを上手に利用し、単価の低い食材を選んで購入するなど、家計への負担を抑える工夫も節約につながります。
 
これらを徹底すれば月5万円台の食費も不可能ではないでしょう。ただし、無理な節約はモチベーション低下につながるため、自分たちの生活スタイルに合わせて継続性を意識することが重要です。
 

食費の割合は手取りの15~20%以内が理想! 家計バランスの視点から見直す

食費の理想的な目安として、手取り収入の15~20%以内に抑えるのが望ましいとされています。例として、手取りが40万円なら食費は8万円以内が理想です。
 
その他には、総支出に占める食費の割合(エンゲル係数)も重要な目安となります。4人家族のエンゲル係数は、総支出の28%程度が平均値です。月の総支出が30万円であれば、食費は8万4000円ほどになります。
 
金額だけでなく「割合」の意識で家計を見直すと、より健全な支出配分が見えてきます。
 

まとめ

食費は家計の中でも変動が大きく、物価高の影響を受けやすい支出項目です。4人家族の平均額は約10万円ですが、工夫次第で5万円台まで抑えることも不可能ではないでしょう。そのためには、まとめ買いや作り置き、計画的な買い物、セールやポイントの活用といった習慣が有効です。
 
また、金額だけでなく「手取り収入に対する割合」やエンゲル係数といった視点を持つことで、支出全体のバランスも把握しやすくなります。
 
節約は一時的な我慢ではなく、生活に無理なく取り入れられる工夫を続けることが大切です。自分たちの家計やライフスタイルに合った方法を見つけ、長く続けられる食費管理を心がけましょう。
 

出典

e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2025年6月 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号3-13 世帯人員,世帯主の年齢階級別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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