【高知vs香川】「自分は浪費家だと思う」1位は“高知県”なのに「倹約家だと思う」1位は“香川県”! 同じ四国でも、どうして差が出るの?「消費行動の違い」を確認

配信日: 2025.08.19 更新日: 2025.08.20
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【高知vs香川】「自分は浪費家だと思う」1位は“高知県”なのに「倹約家だと思う」1位は“香川県”! 同じ四国でも、どうして差が出るの?「消費行動の違い」を確認
「節約したい……」と思っていても、なかなか支出を抑えられない人は多いのではないでしょうか。2024年にソニー生命保険株式会社が実施した調査によると、「自分は浪費家だと思う」都道府県ランキングで高知県が1位に。一方、「自分は倹約家だと思う」では香川県が1位となりました。
 
同じ四国地方に位置しながら、なぜこれほど傾向に差があるのでしょうか。本記事では、高知県と香川県の違い、浪費家の多い県などの特徴を確認し、日常で生かせる節約のヒントも紹介します。
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「自分は浪費家だと思う」ランキングの1位は高知県。なぜ?

ソニー生命保険株式会社が2024年12月12日に発表した「47都道府県別 生活意識調査2024」によると、「自分は浪費家だと思う」と回答した人の割合が最も高かったのは、高知県でした。ランキング上位は、以下の通りです。

1位:高知県
2位:沖縄県
3位:富山県

この結果は、高知県民が自身の消費行動に対して「浪費傾向がある」と感じていることを示しています。
 
なぜ高知県が1位になったのか、今回の調査結果からその明確な理由は読み取れませんが、高知県の豊かな自然や食文化、人との交流を重んじる気質などが、意識的な消費行動につながっているのかもしれません。
 

倹約家が多いのは香川県?

ソニー生命保険株式会社「47都道府県別 生活意識調査2024」によると、「自分は浪費家だと思う」という回答で高知県が1位だった一方で、同じく四国地方に位置する香川県は、「自分は倹約家だと思う」と回答した人の割合で1位に輝いています。
 
この結果は、香川県民が自身の消費行動に対して「節約志向が強い」と感じていることを示しています。高知県と香川県は隣接する県でありながら、消費に対する意識が対照的であることは非常に興味深い点です。
 
香川県が「倹約家」のイメージを持たれる背景には、うどん文化に代表されるような、質素ながらも豊かな食生活が根付いていることや堅実な県民性が影響している可能性も考えられます。日々の生活の中で、無駄を省き、賢くお金を使う意識が高い可能性があります。
 

高知県と香川県を比較。意識から見える消費行動の違い

「浪費家」意識の高知県と、「倹約家」意識の香川県。この対照的な結果は、両県の消費行動における違いを示しています。
 
例えば、ソニー生命保険株式会社「47都道府県別 生活意識調査2024」によると、高知県の県民性として挙げられる「いごっそう」(頑固者)という気質や「食べ物のおいしさ自慢」で2位にランクインするほどの豊かな食文化が、自身の消費に対する意識に影響を与えている可能性が考えられます。
 
一方、香川県は「倹約家」意識が強いことから、堅実で質素な生活を好む県民性が背景にあるのかもしれません。このように、県民性や文化的な側面が、お金に対する意識につながっていると推測できます。
 

地域に関係なく実践できる! ムリなく続く節約のコツ

「自分は浪費家かも……」と感じる人も、「もっと節約したい!」と思う人も、地域に関係なく実践できる節約の工夫は数多くあります。無理なく続けられる方法で、お金を上手に管理していきましょう。
 
まずは、収入と支出を把握する「家計の見える化」から始めましょう。無駄遣いの傾向が見えてきます。そして、スマホ代や保険料、サブスクなどの固定費を見直すことで、長期的な節約効果が期待できます。
 
食費や交際費といった変動費は、あらかじめ予算を決めて管理することがポイントです。買い物の前には「本当に必要か?」と自問することで、衝動買いを防げます。
 
ただし、節約ばかりではストレスがたまりがちです。そこで、頑張った自分への「ご褒美」もあらかじめ予算に入れておくと、無理なく続けられますよ。
 

出典

ソニー生命保険株式会社 47都道府県別 生活意識調査2024
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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