自宅に「太陽光」の訪問営業が…翌日見積をもってきましたが蓄電池含め総額450万円! 月の支払いは「2万円」上がるそうなのですがやっておいた方がいいのでしょうか?

配信日: 2025.08.22
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自宅に「太陽光」の訪問営業が…翌日見積をもってきましたが蓄電池含め総額450万円! 月の支払いは「2万円」上がるそうなのですがやっておいた方がいいのでしょうか?
近年、太陽光で自家発電する住宅は多く見られるようになりました。自然の力で電気を生み出す太陽光の設置は、電気代の削減につながります。
 
しかし、気になるのは設置にかかる費用です。日々の電気代がお得になるといっても、総額が高いとためらうこともあるでしょう。
 
今回の記事では、太陽光を設置するメリットやデメリットを紹介し、設置するべきかどうかについて解説します。
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太陽光を設置するメリット

太陽光の設置にはメリットが多数あります。具体的にどのようなものがあるのかを以下で解説します。
 

光熱費の削減

光熱費の削減は太陽光設置のメリットとして一番に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。太陽光で発電した電気は家庭内で使用ができます。オール電化の家や、電気プランの契約内容によっては大きな節約につながるでしょう。
 

電気の販売ができる

太陽光で発電した電気を使いきれない場合には売却もできます。ただし、売電ができるのは原則10kW未満の太陽光を設置した場合のようです。売電をするためには、電力会社と契約する必要がありますが、売電は自動的に行われ、売れた電気の代金は口座に振り込まれます。
 

災害対策になる

太陽光で発電した電気は停電時に使用することも可能です。また、蓄電池を併用すれば電力を確保できます。ただし、パワーコンディショナーの切り替え操作が必要な場合があるので、太陽光の種類を事前に確認しておきましょう。
 

太陽光を設置するデメリット

太陽光発電の設置にはデメリットもあります。以下で詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
 

設置費用が高い

太陽光を設置する場合には、ソーラーパネルやパワーコンディショナ―などのさまざまな設備が必要です。経済産業省資源エネルギー庁によると、2024年の住宅用太陽光発電の設置費用は、新築の場合で1kW平均28万6000円です。
 
太陽光の種類やメーカーによって異なるため、どのくらいの費用がかかるか確認しておく必要があります。
 

メンテナンスの実施

太陽光を設置すると、メンテナンスや部品交換が必須です。10年以上持つものが多いですが、メンテナンスを行わないと正常に稼働しなくなる可能性があります。必要なメンテナンスを確認しておきましょう。
 

天候に左右される

太陽光は太陽の光によって発電されるため、晴れている日でないと発電ができません。常に発電されるわけではないということを頭に入れておき、曇りや雨が多い地域であれば発電量をよく確認しておきましょう。
 

太陽光の補助金はある?

現在、太陽光の設置に対して、市町村によっては補助金を支給するところがあるようです。
 
例として、東京都は補助金を出している自治体の一つです。東京都が出している助成金は、新築で3.6kW以下は1kWあたり12万円(上限36万円)、3.6kW超では1kWあたり10万円となっています。一方、既存住宅では、3.6kW以下の場合は1kWあたり15万円(上限45万円)、3.75kW超では1kWあたり12万円の補助が出ます。
 
例えば、既存住宅に4.5kWの太陽光パネルを付けるとします。その場合、もらえる補助金は54万円です。補助金を受給できれば、設置費用の負担をかなり抑えられるでしょう。太陽光の設置を考えている方は、居住する自治体に補助金制度があるかどうかを確認しておきましょう。
 

太陽光は導入すべき?

太陽光を設置すると、光熱費を削減できたり、停電時に備えて蓄電できたりするなど、メリットが多数あります。一方、設置費用が高かったりメンテナンスに手間や費用がかかったりするなどのデメリットもあります。一方、補助金制度を利用すれば設置費用を抑えることができます。費用面の負担が軽くなるため、補助金の受給を検討してもいいかもしれません。
 
太陽光を設置する前にメリットやデメリットをしっかりと理解し、設置が必要かどうかじっくり検討してみましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 太陽光発電について(38ページ)
東京都 太陽光発電設備の設置に対する東京都の助成事業
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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