Uber Eatsで「コストコ」の商品を発見! 非会員でも買えるけど「実店舗・コストコオンライン・Uber Eats」の価格差はどのくらい?“年会費・手数料”もふまえたお得さも検証
とはいえ、気になるのは「会員費がかからない代わりに、商品価格や手数料が割高になるのでは?」という点ではないでしょうか。
本記事では、そんな疑問に答えるべく、Uber Eatsと実店舗、オンラインでの価格の差を具体的に比較します。Uber Eatsでコストコ商品を購入してみたいと思う人は、ぜひ参考にしてみてください。
FP2級、日商簿記2級、宅地建物取引士、証券外務員1種
銀行にて12年勤務し、法人および富裕層向けのコンサルティング営業に従事。特に相続対策や遊休地の有効活用に関する提案を多数手がけ、資産管理・税務・不動産戦略に精通。銀行で培った知識と経験を活かし、収益最大化やリスク管理を考慮した土地活用のアドバイスを得意とする。
現在は、2社の経理を担当しながら、これまでの経験をもとに複数の金融メディアでお金に関する情報を発信。実践的かつ分かりやすい情報提供を心がけている。
目次
コストコ商品がUber Eatsで買えるようになったのはいつから?
コストコはオンライン注文もできますが、利用は会員限定のため、年会費を払って利用しなくてはなりません。しかし、2021年から、Uber Eatsでコストコ商品が注文できるサービスが始まり、こちらは非会員でも利用が可能です。
サービスの開始当初は、取扱いはコストコ川崎倉庫店1店舗のみでしたが、現在は対象店舗やエリアが広がり、取扱い商品も拡大しています。さらに、現在はUber Eatsのサイト内にコストコの専用ページがあり、定番のお菓子や日用品のほか、総菜や冷凍食品なども見やすく整理されているため、実店舗に近い感覚で利用できます。
実際の価格は? 実店舗とオンライン、Uber Eatsを比べてみた
Uber Eatsで注文する場合、実店舗に比べて割高になる傾向はありますが、コストコオンラインと比べると割安になるケースも見られます。下の図表1は、2025年8月時点の商品価格をもとに、一部商品を比較した例です。
図表1
お菓子のアルフォートや、洗剤のパイプユニッシュは、Uber Eatsのほうが安くなっています。また、生鮮食品など、コストコオンラインでは取り扱いのない商品が、Uber Eatsで注文できる点は、大きな魅力と言えるでしょう。
なお、掲載している価格はセールなどの割引前のものですが、店舗によって金額が異なる場合もあります。そのため、あくまで1例として、参考程度にご覧ください。
年会費・手数料を含めて考えたら……結局どちらが得?
Uber Eatsを使ってコストコ商品を注文する場合、商品代金に加えて各種手数料が発生します。
まず、商品価格にはあらかじめ注文取扱手数料が上乗せされており、さらにサービス手数料(注文金額の10%前後)、配送手数料(50~550円程度)、少額注文手数料(地域によっては2000円未満で200円)が加算される場合があります。
一方、コストコでは、年会費5280円(2025年5月~)を支払うことで、実店舗や公式オンラインの利用が可能です。オンラインでは税込2500円以上の注文が必要ですが、価格は送料込みで表示されており、そのままの金額で利用できる点が安心です。
仮にUber Eatsでの注文がコストコ実店舗より30%割高だとすると、年間で1万7600円分の買い物をすれば、その差額がちょうど年会費に相当します。例えば、年に4回程度、1回あたり5000円前後の買い物をするなら、コストコの会員登録をして買い物をしたほうが割安です。
反対に、利用頻度が低く少額利用が中心であれば、手軽に使えるUber Eatsのほうが無駄はないと言えるでしょう。
まとめ
実店舗での買い物と比べると、Uber Eatsはどうしても割高になりがちです。ただし、会員になることなくコストコを気軽に利用できる点は、とても魅力的です。また、Uber Eatsでは割引クーポンなどもあるため、上手に活用することでコストを抑えることもできます。
一方、すでにコストコ会員であれば、Uber Eatsでも会員割引を利用できるため、割高感が和らぎます。新商品がほしいときや、忙しくて店舗に行けないときに活用するのもおすすめです。
非会員にとっては手軽な入り口として、会員にとっては使い分けの一手段として、Uber Eatsとコストコ、それぞれの特長をうまく生かすことでお得に利用できるでしょう。
出典
Uber Uber Eatsでコストコ商品の注文が可能に
Uber Uber Eatsでの注文にかかる手数料一覧
コストコ メンバーシップ
執筆者 : 竹下ひとみ
FP2級、日商簿記2級、宅地建物取引士、証券外務員1種

