「食洗機は手洗いの4分の1の水しか使わない」と言われていますが、夫が「高い買い物だから必要ない」と反対します。数年後には元が取れるくらいの節約にはなりませんか?

配信日: 2025.08.26
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「食洗機は手洗いの4分の1の水しか使わない」と言われていますが、夫が「高い買い物だから必要ない」と反対します。数年後には元が取れるくらいの節約にはなりませんか?
「食洗機を使うと手洗いの4分の1の水で済む」とよく耳にしますが、実際には「本当に節約になるの?」「高い買い物だから不要では?」と迷う人も多いでしょう。特に家族から反対されると、なかなか導入を決断できないものです。
 
そこで今回は、食洗機と手洗いでの水道代・光熱費の違いを具体的に比較し、購入費用を何年で回収できるのかを解説します。さらに、節約効果を高める工夫や、費用以上のメリットについても見ていきましょう。
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食洗機と手洗い、水道代や光熱費はどれくらい違う?

経済産業省 資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」によると、食器を1日2回洗った場合の年間水使用量は、手洗いが47.45立方メートルに対し、食洗機は約10.80立方メートルです。およそ4分の1以下に抑えられます。
 
また、手洗いではお湯を使うためガス代がかかります。1年間でガス代を含めた手洗いの水道光熱費は約2万5560円とされています。一方で、食洗機は電気代を含めて年間で約1万9090円、年間で約6470円の節約が見込めるとされています。
 
「水も光熱費も抑えられる」という点で、食洗機は想像以上に家計に優しい家電といえるでしょう。
 

食洗機の購入費用は何年で回収できる?

気になるのは、初期費用に対してどのくらいで元が取れるのかです。一般的な家庭用卓上食洗機は3~10万円程度、ビルトイン型だと20万円以上することもあります。
 
例えば5万円の卓上型を購入したとします。先ほどの試算どおり、年間で約6470円節約できれば、7~8年で元が取れる計算です。
 
高額に思えても、長期的に見れば「節約家電」といえます。さらに寿命が10年以上ある製品も多く、元を取ったあとは純粋に家計の負担を減らしてくれる存在になります。
 
また、費用面だけでなく「時間の節約」という観点でも十分に価値があります。1回の食器洗いにかかる時間を10分と仮定すると、1日20分、1年で約120時間の時短になります。家事に追われる日々を考えると、この時間削減は金額換算以上に大きなメリットといえるでしょう。
 

節約効果を高めるための使い方の工夫

せっかく導入するなら、効率的に使うことで節約効果をより高められます。
 
・まとめ洗いを徹底する
少量を何度も洗うと水や電力の無駄になります。1回分の容量を目安にためてから使いましょう。
 
・エコモードを活用する
温度や水量を抑えて洗浄できるため、省エネ効果が高まります。
 
・乾燥機能をフルで使わない
庫内を少し開けて自然乾燥させれば、電気代をさらに削減できます。
 
これらの工夫で、年間の節約額を数千円単位で増やせる可能性もあります。
 

まとめ:節約だけでなく、時間や快適さも「元が取れる」価値

食洗機は確かに初期費用がかかりますが、水道代・光熱費を合わせて年間約6470円の節約になり、7~8年で元が取れる見込みがあります。寿命を考えれば、その後は家計を助けてくれる存在です。
 
さらに、時間の節約や手荒れ防止といったお金に換算しづらい快適さも得られます。「高いから必要ない」と考えるよりも、「長期的には節約になり、暮らしを楽にする家電」と捉えることで、その価値をより実感できるはずです。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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