「一人暮らし」で「食費5万円」かかっています……。できれば2万円程度に抑えたいのですが、食費を「上手に節約するコツ」が知りたいです。
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目次
一人暮らしの食費5万円は本当に高い? 平均と比較してみる
総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」によると、一人暮らしの平均的な食費は約4万8204円です。これを踏まえると、一人暮らしの食費が5万円というのは、全国平均と比較して高い水準だといえるでしょう。
食費が高くなってしまう主な原因には、以下のようなものがあります。
●外食や中食(総菜・弁当など)が多い
●スーパーよりコンビニ利用が中心
●買いだめせず、毎日少量ずつ購入する
●食材を余らせて無駄にしてしまう
まずは現状の食費を把握し、平均とどこが違うのか確認してみるとよいでしょう。
無理なく続ける食費節約のコツと具体例
食費を大きく減らしたいと思っても、極端な我慢でストレスを感じると長続きしません。無理なく続けるためには、日常生活の中で自然に取り入れやすい方法を選びましょう。
例えば、以下のようなコツがあります。
●まとめ買いと作り置きの活用:週に1回まとめて食材を購入し、調理した分を冷凍保存すると無駄なく使えます。
●食材を安いタイミングで購入:夕方以降の割引シールを狙ったり、特売日に合わせて買い物したりするのも効果的です。
●外食を減らし、自炊を取り入れる:外食やコンビニ弁当は高くつきがちです。簡単なレシピから始めてみるとよいでしょう。
例えば、1週間分の食材を3000円程度で購入し、毎食自炊すれば、月の食費は約1万2000円と、目標の2万円も十分に達成できます。最初は昼食だけ自炊にする、少しずつ外食から自炊に切り替えるなど、できることから始めましょう。
節約しつつ健康も守る、上手な食材選びと調理方法
食費を減らしても、健康的な食生活は守りたいところです。栄養バランスを意識するためには、旬の野菜や根菜、卵、豆腐、鶏むね肉、サバ缶など、安くて栄養価が高い食材を選ぶのがおすすめです。
また、調理法にもポイントがあります。炒める・煮る・ゆでるなどシンプルな方法を選択することで、食材の栄養を損なわず、手間も少なく済むでしょう。冷凍保存も活用して、まとめて調理した料理を分けて食べると、食材を無駄にせず健康的な食事を続けられます。
一人暮らしの場合、食事が偏りがちになる傾向があるため、簡単な野菜スープや炒めものなどを基本に、市販のドレッシングや調味料を使い分けると、毎日の献立も飽きずに楽しめるでしょう。
食費を抑え、暮らしをもっと充実させるために
食費を節約できれば、余ったお金を他の生活費や趣味、貯蓄に回すことができます。最初は難しく感じても、小さな工夫を積み重ねることで目標の2万円台は実現できるでしょう。
迷った時は、「食費を記録する」「週ごとに見直す」「少しずつ取り組む」など、自分に合った方法を見つけて続けることが大切です。節約によって暮らしのゆとりが増え、精神的にも満足感を得られると、前向きな気持ちで日々を送れるでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
