コンビニで「月2万円」使うのはぜいたくしすぎ? 平均客単価っていくら?

配信日: 2025.08.30
この記事は約 4 分で読めます。
コンビニで「月2万円」使うのはぜいたくしすぎ? 平均客単価っていくら?
気軽に立ち寄れるコンビニは、日常生活に欠かせない存在です。しかし、つい利用しすぎて出費がかさんでしまうこともあるでしょう。
 
本記事では、月2万円のコンビニ支出は使いすぎなのか、平均客単価はいくらくらいなのかを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

コンビニで月2万円は使いすぎ? 実際の平均客単価は?

実際、コンビニで月2万円の出費は多い方なのか、気になる人も多いのではないでしょうか。一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の「コンビニエンスストア統計調査月報」によると、2025年7月度の平均客単価は約733円です。
 
どのくらいの頻度でコンビニを利用しているかによって1ヶ月の合計支出は変わってきます。株式会社ファンくるの「コンビニ利用についての意識調査」によると、コンビニの利用頻度で最も多いのは週に2~3回でした(ファンくる(株式会社ROI)調べ)。
 
仮に週2回、月8回コンビニを利用する場合、前述の平均客単価を基にすると毎月の出費は5864円です。週3回、月12回利用すると、月8796円の出費となります。そのため、月2万円は平均よりもやや高いといえるでしょう。
 

コンビニで使いすぎてしまう心理

ここでは、コンビニでついお金を使いすぎてしまう人の心理を紹介します。
 

「期間限定」「数量限定」に惹かれやすい

コンビニには「今だけ」「数量限定」といった魅力的な言葉が並んでいることがあります。限定商品は「今買わないと手に入らないかも」という気持ちを刺激し、「必要ない」と分かっていても、つい財布のひもが緩くなってしまうケースがあります。
 

ストレスなどでつい甘いものを買ってしまう

仕事や勉強で疲れていると、甘いお菓子やお惣菜を「自分への癒やし」として買ってしまうことがあります。コンビニはすぐに食べられるものがそろっていて、ストレス解消にはぴったりです。ただし、こうした「つい買い」が習慣化してしまうと、気付かないうちに出費が膨らむ原因になります。
 

「今日は頑張ったから」のごほうびが増えがち

「今日はよく頑張ったから、ちょっとぜいたくしたい」と感じて、自分へのごほうびとしてスイーツやお酒を買ってしまう人は多いでしょう。コンビニの商品は少し高めでも、手軽にちょっとしたぜいたく気分を味わえるため、癖になりやすい傾向です。こうしたごほうび習慣も、重なると毎月の支出を押し上げてしまいます。
 

レジ前の商品をつい買ってしまう

レジ前には、小さなお菓子やホットスナックが並んでいて、「ついでに……」と手が伸びやすい場所です。これは「決断疲れ」という心理状態が関係しています。買い物中に何度も選択をして脳が疲れてくると、最後に目に入った商品を深く考えずに買ってしまいやすくなるといわれています。
 

コンビニ支出を見直すためのポイント

ここでは、コンビニでの支出を減らすための工夫を紹介します。
 

クレジットカードや電子マネーでポイントを貯める

コンビニでは、現金よりもクレジットカードや電子マネーの利用がお得です。支払いごとにポイントが貯まるため、使った金額の一部が戻ってくるといえます。
 
コンビニ専用の電子マネーを作成して毎月決まった額をチャージすれば、無駄な出費を防ぎつつ、ポイントを貯められるでしょう。
 

プライベートブランドを利用する

一般的にコンビニの商品は価格が高い傾向にありますが、プライベートブランドを選択すれば、コスパよく買い物ができるケースがあります。各コンビニには価格が手頃で品質も高い商品が多く存在します。有名メーカーの品質と遜色ないものも多いため、試してみるとよいでしょう。
 

購入しない商品を事前に決める

コンビニを利用しつつ節約をするなら、購入しないものを決めておくことが大切です。例えば、レジ横のお菓子やホットスナックは、数百円とひとつひとつの価格は安いですが、つい購入してしまいがちです。
 
そのような「ついで買い」が積み重なれば大きな出費になります。そのため、お菓子は購入しない、3日に1回までなど自分なりのルールを決めておくとよいでしょう。
 

コンビニで月2万円の出費は平均客単価と平均利用頻度と比較するとやや高め

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会の調査結果によれば、コンビニの平均客単価は約733円です。週2~3回の利用であれば月6000~9000円程度が平均的な支出となります。そのため、月2万円を超えるコンビニ支出はやや高めといえるでしょう。
 
コンビニでの支出は、「ポイントを貯める」「プライベートブランドを選ぶ」「あらかじめ買わないものを決める」など、ちょっとした工夫で支出を見直すことが可能です。コンビニとの上手な付き合い方を見つけて、無理なく節約につなげていきましょう。
 

出典

一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会 コンビニエンスストア統計データ コンビニエンスストア統計調査月報 2025年7月度
株式会社ファンくる コンビニ利用についての意識調査 ファンくる(株式会社ROI)調べ
ファンくる
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問