8月の水道代・ガス代が「3万円」に! 家族5人分の食器を“毎日手洗い”しているのですが、これが原因で高くなっているのでしょうか? 食洗機に替えれば節約できる?

配信日: 2025.08.31 更新日: 2025.09.01
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8月の水道代・ガス代が「3万円」に! 家族5人分の食器を“毎日手洗い”しているのですが、これが原因で高くなっているのでしょうか? 食洗機に替えれば節約できる?
毎日の家事の中でも意外と見過ごされがちなのが「食器洗いによる光熱費」。
 
特に手洗いで大量のお湯を使っていると、水道代やガス代が想像以上にかかってしまうこともあります。「もしかして、手洗いが原因で光熱費が高くなってる……?」と感じたことがあるなら、食洗機の導入を検討する価値は十分あります。
 
今回は、手洗いと食洗機のコストを比較しながら、節約効果や導入のポイントをご紹介します。
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水道代・ガス代が3万円! 原因は“毎日の手洗い”かも?

夏はシャワーや冷房の使用で光熱費が高くなりがちですが、水道代・ガス代の増加には「食器洗い」も大きく関係しています。手洗いにかかる時間が1回あたり20分とすると、朝夜の2回で毎日40分。5人家族ともなると、もっと時間がかかることもあるでしょう。
 
東京都水道局によると、水道の蛇口から出る水量は1分間に約12リットルです。つまり、40分間流しっぱなしの場合、約480リットルもの水を使用していることになります。
 
さらに、ガス代がかかるのは“お湯”の使用です。お湯を使って皿を洗えば、ガスや電気で水を加熱するため、その分のエネルギー代もかさみます。
 
毎日こうした使い方をしていれば、月の水道・ガス代が合計で3万円に達することも十分あり得るのです。
 

手洗いと食洗機、どちらが安い? 水道・ガス代を比較

では、手洗いと食洗機ではどのくらいの差があるのでしょうか?
 
各家庭で多少の差はあるものの、パナソニック株式会社「手洗いVS食洗機 節約シミュレーション」によると、5人分で計算した結果、以下のような違いがあります。

●手洗いの水使用量(1回あたり):約75リットル
●食洗機の水使用量(1回あたり):約9.9リットル

つまり、手洗いは食洗機の7~8倍もの水を使っていることになります。しかも手洗いではお湯を多く使いがちなので、水道代+ガス代の両方に影響します。
 
一方、食洗機は内部の水を循環させながら洗うため、少ない水量で効率的に洗浄できます。高温洗浄で洗いムラも少なく、除菌効果も高いため、衛生面でも安心です。
 

食洗機を使えば節約できる? 導入のメリットと注意点

【メリット】

・水道代・ガス代の削減:先述したパナソニックのシミュレーションでは、5人分の食器を1日2回洗うと、年間で約2万3900円の光熱費が節約できるとされています。
 
・時短になる:手洗い(1日40分×365日=年間約243時間)から、食洗機(1回5分×1日2回×365日=年間約61時間)を使うことで大幅に短縮できます。
 
・家事の負担が減る:毎日の皿洗いがなくなることで、家族の家事分担や自由時間も増えます。
 

【注意点】

・初期費用がかかる:卓上型食洗機で約3~8万円、ビルトイン型なら10万円以上の工事が必要なこともあります。
 
・設置スペースが必要:キッチンにスペースがない場合は、置き場所の確保が難しいこともあります。
 
・全ての食器が使えるわけではない:木製・アルミ製の器や、耐熱温度の低いプラスチックなどは使えない場合があります。
 
とはいえ、5人家族のような食器の量が多い家庭では、数年で元が取れる可能性が高く、長い目で見ればコスパの良い家電です。
 

まとめ:食洗機は節約と家事効率アップの強い味方

食器を手洗いしているご家庭で、水道代・ガス代が高くなっていると感じているなら、食洗機への切り替えは有力な節約方法です。
 
光熱費の削減だけでなく、毎日の家事の負担も減り、家族との時間や自分の時間を生み出すきっかけにもなります。導入には費用やスペースの確認が必要ですが、「水道代・ガス代が高すぎる」と感じた今こそ、食洗機を見直すチャンスかもしれません。
 

出典

東京都水道局 もっと知りたい「水道」のこと
パナソニック株式会社 手洗いVS食洗機 節約シミュレーション
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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