「浴室乾燥機」がついている新居に引っ越したので“毎日”使う予定です。毎日7時間運転し続けると、1ヶ月の電気代はいくら上がるのでしょうか?
しかし、気になるのは電気代です。もしも毎日7時間も運転し続けたら、1ヶ月の光熱費はいったいどのくらい増えるのでしょうか?
今回は浴室乾燥機の消費電力をもとに電気代を試算し、さらに節約につながる使い方もご紹介します。
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浴室乾燥機を“毎日7時間”使うと電気代はいくら?
浴室乾燥機は、ヒーターで温風を出しながら換気をする仕組みになっているため、消費電力が大きい家電です。一般的な家庭用モデルでは1200~1500W(1.2~1.5kW)の消費電力があります。
電気代は、「消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)」で簡単に求められます。
ここでは消費電力を1.3kWと仮定し、電気料金の単価を公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が設定している31円/kWhを採用して試算してみましょう。
●1時間あたりの電気代:1.3(kW)× 1(h)× 31(円)= 40.3円
●1日7時間の電気代:40.3円 × 7時間 = 282.1円
●1ヶ月(30日間)の電気代:282.1円 × 30日 = 8463円
つまり、毎日7時間フルで浴室乾燥機を使い続けると、1ヶ月で約8500円の電気代が増えることになります。なお、電気料金単価は契約している電力会社やプランによって異なるため、実際に計算する際は請求書や公式サイトで単価を確認してみるとより正確です。
電気代を抑えるための工夫とポイント
毎日長時間使うと電気代の負担が大きくなるため、使い方を工夫することが大切です。
1.タイマーで運転時間を短縮する
洗濯物の量や厚みによっては、7時間フル運転しなくても乾く場合があります。2~4時間で一度様子を見て、足りなければ追加運転する方が効率的です。
2.換気や送風モードを活用する
乾燥モードは消費電力が高めですが、送風や換気モードなら電力消費が抑えられます。初めは乾燥モードで温風を当て、その後は送風で仕上げると電気代を節約できます。
3.夜間や安い時間帯に運転する
オール電化や時間帯別料金プランに加入している場合は、夜間の安い時間に浴室乾燥機を使うとコストを抑えられます。
4.補助的に除湿機や扇風機を使う
洗濯物の間に空気を通すことで乾きやすくなり、浴室乾燥機の運転時間を短縮できます。
5.洗濯物の干し方を工夫する
洗濯物をぎゅうぎゅうに並べると乾きにくく、余計に運転時間が長くなります。タオルや服の間隔をあけて空気の通り道を作るだけで乾燥効率は大きく向上します。
まとめ:快適さと家計のバランスを考えて使おう
浴室乾燥機を毎日7時間使い続けると、1ヶ月で約8500円の電気代が増える計算になります。長時間運転を習慣にすると家計への負担が大きくなるため、タイマー設定や送風モードの活用など、上手に使い分けることが大切です。
「毎日7時間」という前提での試算はあくまで目安ですが、電気代の仕組みを理解しておくと安心です。快適さと節約のバランスを取りながら、浴室乾燥機を賢く活用していきましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
