「セブン」vs「サイゼリヤ」物価高の今、コンビニより「ファミレス」のほうがコスパはいいの?“パスタ+サラダ”の価格・カロリーを比較
本記事では、パスタとサラダを食べた場合にかかる料金について、セブン-イレブンとサイゼリヤやガスト、デニーズを比較します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
セブン-イレブンとサイゼリヤを直接比較
まずは、セブン-イレブンとサイゼリヤでできるだけ近い内容のメニューを選び、価格とカロリーを比較します。
セブン-イレブンでは、「肉の旨味あふれるミートソース」(税込496.8円・587キロカロリー)と、「三陸産わかめたっぷりサンチュミックスサラダ」(税込289.44円・26キロカロリー)にチョレギドレッシング(34円・105キロカロリー)を加えた組み合わせです。
合計金額は税込820.24円、カロリーはおよそ718キロカロリーとなります。コンビニならではの手軽さと持ち帰ってすぐ食べられる利便性が魅力ですが、価格は決して安くはありません。
一方のサイゼリヤでは、「ミートソースボロニア風」(税込400円・584キロカロリー)と「わかめのサラダ」(税込350円・169キロカロリー)を合わせます。合計は750円とセブンよりも約70円安く、カロリーは753キロカロリーとセブンを上回ります。
価格あたりのカロリー(円/キロカロリー)で見ると、セブンが約1.14円/キロカロリーに対し、サイゼリヤは約1円/キロカロリーとなり、金額に対してどれだけのエネルギーが得られるかという観点でもサイゼリヤのほうが効率的です。
この結果から、「パスタ+サラダ」という同じ条件で比べると、サイゼリヤはセブンよりも安く、エネルギー量も多いことが分かります。コスパではサイゼリヤが優勢といえるでしょう。
実際に筆者もセブン-イレブンよりも、サイゼで済ませたほうが安上がりであると感じています。
セブンとほかのファミレスを比較
では、サイゼリヤ以外のファミレスと比べるとどうでしょうか。都市部価格を基準に、ガストとデニーズでも同様にパスタとサラダを組み合わせてみます。
ガストで、「こく旨ミートソース」(税込840円・595キロカロリー)と「蒸し鶏とケールのサラダ(S)」(税込410円・81キロカロリー)を組み合わせた場合、合計金額は1250円、カロリーは676キロカロリーです。カロリーはセブンより控えめで、価格は割高となってしまいます。
デニーズの場合は、「ミートソース」(税込891円・465キロカロリー)と「ハーフ生ハムシーザーサラダ」(税込396円・103キロカロリー)の組み合わせで、合計は1287円、カロリーは568キロカロリーとなります。ガストよりもカロリーは少なく、価格はさらに高めです。
こうして比べると、価格だけで見ればガストやデニーズよりもセブンが優勢となります。サイゼリヤのように「価格が安くエネルギー量も多い」という構図にはなっていません。
サイゼリヤが安いだけでまだまだコンビニのほうが安くつくか
同じ「パスタ+サラダ」で比較すると、サイゼリヤだけがセブンを下回る価格で食事ができ、ガストやデニーズはセブンより高くつくことが分かりました。これは筆者の持つ感覚とも合致しますし、ほかのメニューでも同様となる印象です。
サイゼリヤがファミレスの中でも群を抜いて割安でコンビニよりも安く食事を済ませられるだけで、依然としてコンビニのほうがファミレスよりも安上がりに食事を済ませられるといっていいでしょう。
出典
セブン-イレブン 商品のご案内
サイゼリヤ メニューブック
ガスト 最新メニュー公開中!【都市部価格メニュー】
デニーズ DENNY’S MENU
執筆者 : 浜崎遥翔
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
