バスタオルを1週間洗わない実家。彼氏の家は毎日洗うそうで驚かれました。どっちが「普通」なのでしょうか?水道代の差も解説
家庭ごとの生活習慣は思っている以上に違いがあり、それが清潔さや家計にどう影響するのでしょうか。
今回は、世の中の平均的な洗濯頻度や専門家の推奨する基準を紹介しながら、洗う回数によって水道代にどのくらい差が出るのかを分かりやすく解説します。習慣の違いに悩んでいる方が、自分や家族にとってちょうどよい洗濯ペースを見つけられるようなヒントをお届けします。
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バスタオルの洗濯頻度、世間の「普通」はどれくらい?
まず知っておきたいのは、「平均的な洗濯頻度」です。複数の調査によれば、「毎日洗う」と回答した人が最も多く、過半数を大きく超える結果が出ているようです。
中には「2〜3日に1回」や「週1回」と答える人もいますが、その割合は少数派であり、多くの家庭では一度使ったら洗うという習慣が一般的だと言えるでしょう。つまり「彼氏の家では毎日洗う」と聞いて驚いたとしても、実際にはそちらの方が多数派ということになります。
しかし、必ずしも毎日洗わなければいけないというわけではないようです。皮膚科医や微生物学の専門家の意見では、タオルを使用した後にしっかり乾燥させていれば、数回使ってから洗っても大きな問題はないとされているようです。
また、「3〜5回使用したら洗う」あるいは「最低でも週に1回は洗う」といった基準が示されることもあり、肌の状態や生活環境に合わせて柔軟に判断することが大切だと分かります。つまり、清潔さを保ちたい人は毎日洗うのが安心ですが、節約や家事の負担を考えるなら数回に一度の洗濯でも十分合理的といえるでしょう。
洗濯回数による水道代の違い
次に気になるのが、洗濯回数が増えるとどの程度の水道代がかかるのかという点です。ほかの洗濯物の量や家庭で使う洗濯機の水使用量は機種によって異なりますが、日本の一般的なドラム式や縦型の高効率タイプであれば、一度の洗濯におよそ50リットル前後の水を使います。
これを基準にすると、毎日洗濯をする場合は1週間で350リットルほどの水を消費することになり、1ヶ月(30日)ではおよそ1500リットルに達します。一方、週に1回だけ洗濯をする家庭であれば、1ヶ月の使用量は200リットル程度にとどまります。
水道料金を1立方メートル(1000リットル)あたり200円と仮定すると、毎日洗濯をする家庭では月に300円程度、週に1回しか洗濯をしない家庭では40円程度の水道代になります。
両者の差は1ヶ月あたりおよそ240円、1年に換算しても3000円弱です。洗剤や電気代はかかるものの、水道代だけで考えると思っているほど大きな金額差にはならないため、「毎日洗うと水道代が大変」という心配はそこまでしなくてもいいかもしれません。
清潔さと節約のバランスをどう取るか
ここまで見てきたように、バスタオルの洗濯は毎日行うのが一般的ですが、数回に一度でも問題ないという意見もあります。さらに、水道代の差は年間で数千円程度とそこまで大きくありません。
大切なのは、自分や家族の体質や暮らし方に合わせて無理なく続けられる頻度を選ぶことでしょう。たとえば汗をかきやすい季節や肌が敏感な人は毎日洗ったほうが安心ですが、冬場であれば数回に一度にしても清潔さは保てるでしょう。
また、使用後はタオルを広げて風通しのいい場所で乾かすことが重要で、これを怠ると細菌やカビが繁殖しやすくなるため注意が必要です。洗濯回数を減らす場合でも、乾燥を徹底すれば衛生面のリスクは大きく下げられるでしょう。
さらに、家事の負担や環境への配慮も考えると、必ずしも毎日洗うことがベストとは限りません。洗濯の回数を減らすことで節約できる水やエネルギーはわずかでも、環境への負担軽減につながるでしょう。
家族の人数が多く洗濯物の量がかさむ場合は、毎日洗うよりもまとめて洗ったほうが効率的という見方もできますが、反対に一人暮らしなら、毎日洗っても負担はさほど大きくなく、清潔さを優先する生活スタイルに合っているでしょう。
まとめ
バスタオルの洗濯頻度は、一般的には毎日洗う家庭が多いのが現状です。ただし、数回使用した後に洗うか、最低でも週に1回洗えば衛生的には問題ないという意見もあります。
水道代に関しては、毎日洗う場合と週に1回洗う場合とで差は年間数千円程度にとどまり、生活費全体の中ではそれほど大きな負担ではないでしょう。
大事なのは、自分や家族が快適で安心できるペースを見つけることです。清潔さと経済性、その両方を意識しながら、暮らしに合った習慣を作っていくことが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
