ママ友の家は“夏休みに毎週レジャー”。わが家は家計的に無理なので、正直“生活レベルの差”を感じてしまいます…。どこで差がつくのでしょうか?

配信日: 2025.09.03
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ママ友の家は“夏休みに毎週レジャー”。わが家は家計的に無理なので、正直“生活レベルの差”を感じてしまいます…。どこで差がつくのでしょうか?
夏休み、友達の家は毎週レジャー三昧。でも、わが家は予算や時間の制約から“特別な体験”に連れて行ってあげるのが難しい。この違いは何だろう? ――こうした悩みを抱えるママは多いものです。
 
実際に、とある調査によると、夏休みの体験予算が0円という家庭もあり、十分なお出掛けや文化体験がかなわずに「生活レベルの差」を実感してしまうケースが少なくありません。本記事では、レジャー格差はどこから生まれているのか、そして無理のない範囲でできる対策を一緒に考えてみましょう。
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ママ友はどこで差がついているのか? 生活環境のリアルを知る

まずは格差の背景を明らかにします。多くの家庭は、収入や職業形態、子どもの教育環境、居住スタイルに違いがあります。調査では、旅行頻度や住まい、子どもの習い事、ファッションなど、家庭ごとの支出の違いを通じた「目に見える格差」が日常的に感じられていると分かっています
 
さらに、夏休みをめぐる体験格差も深刻です。NPO法人チャリティーサンタの調査によると、体験予算が0円の家庭が16.6%、“ほとんど体験できない”と感じる家庭は50%に達しており、格差の現実が数字として示されています 。
 
身近なところにある格差は、自分ではどうにもできない状況や価値観の違いによって生まれていることをまず理解しましょう。

 

夏休みにかかる具体的な支出と、家計負担が重くなる原因

夏季は普段以上に生活費の負担がかさみます。給食がなくなることで昼食の準備が必要になり、加えて猛暑による光熱費の増加も家計の重荷になります。そのため、「夏休みは不要」と考える保護者が増えている実態もあります。
 
そして、昨年に比べ夏休みに「どこにも行かない」家庭は増加。理由として、物価高・食費・光熱費の負担の増加により、思い出づくりの余裕がなくなっているケースが多く聞かれます。
 
こうした状況の中で、毎週お出掛けできる家庭とそうでない家庭との間には、時間的・経済的な「差」が生じてしまうのです。

 

体験格差をカバーするために、家庭でできる工夫とは?

予算に余裕がない中でも、子どもとの夏休みを工夫して楽しむ方法はあります。
 

・無料・低予算の体験活用(図書館、支援イベント、公園、自治体のプール開放など)を賢く使う
・地域のNPOや団体が提供する支援(映画チケットの提供、レクリエーションイベントなど)を積極的に利用する
・家庭内での工夫(お菓子作りやDIY、暮らしの中の小さな冒険など、低予算でも思い出になる活動)
・友人との共同利用(子どもを交代で預かるなど、相互支援で“遊び”の場を維持)
・夏休みの役割分担で負担軽減(パートのシフト調整、祖父母の協力を仰ぐ、学童や支援制度の活用など)

 
これらの工夫は、金銭的な余裕はなくても「夏らしい体験」を創る一歩になります。

 

格差を感じても、“自分たちらしい夏休み”をつくる

生活水準の違いによる“差”を感じるのは自然なことです。それでも大切なのは、「無理のない範囲で、自分の家族なりの夏休みをつくる」こと。本記事で紹介した工夫は、その第一歩になります。
 
周りとの比較で自己肯定感が下がるのは無理もありませんが、「子どもの笑顔」や「小さな発見」は、どんな形でも尊い思い出になります。予算が限られていても、心に残る夏休みはつくれる—その思い背に、少し肩の力を抜いて過ごしてみましょう。

 

出典

NPO法人チャリティーサンタ 【調査結果を公開】経済的な困難を抱える家庭の夏休みの実態について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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