スマートフォンを契約していますが、毎月「1GB未満」しかインターネットを使いません。格安SIMに乗り換えても、さほど安くならないですよね?

配信日: 2025.09.03
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スマートフォンを契約していますが、毎月「1GB未満」しかインターネットを使いません。格安SIMに乗り換えても、さほど安くならないですよね?
普段は自宅のWi-Fiを中心に使っており、毎月のモバイル通信が1GB未満に収まるという方は少なくありません。その場合、「格安SIMに乗り換えても料金はあまり変わらないのでは?」と疑問に思う人もいるでしょう。しかし、少量利用向けの低価格プランや従量制プランを選べば、料金を大幅に抑えられるケースもあります。
 
本記事では、1GB未満しか使わない場合に格安SIMがどの程度お得になるのか、料金相場や注意点を解説します。
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本当に月1GB未満しか使わないなら、格安SIMで大幅に節約できる?

結論から言うと、月1GB未満しか使わない方であれば、格安SIMに乗り換えることで毎月の通信費を大幅に抑えられる可能性があります。
 
大手キャリアの一般的な料金プランは、データ通信量が少なくても一定の基本料金が発生するため、ほとんど使っていない人にとっては割高になりがちです。
 
一方で、格安SIMでは小容量専用のプランや、使った分だけ支払う仕組みのプランが用意されており、使わない月は極端に安くなることもあります。
 
そのため、1GB未満の利用であれば、格安SIMは「ほとんど使わない人ほど得をする料金体系」になっているケースが多いのです。
 

月1GB未満で選べる料金プランの相場はどれくらい?

月1GB未満の利用に適した格安SIMのプランには、大きく分けて2種類があります。ひとつは、あらかじめ1GBまでなどと容量が決まっている定額プラン。もうひとつは、使ったデータ量に応じて金額が決まる従量制プランです。
 
定額プランは、音声通話付きで月500~1000円以下の範囲で提供されていることが多いです。この価格帯は、大手キャリアのプランと比べて半額以下に抑えられることが一般的です。データ通信専用のプランであれば、さらに低価格なサービスもあります。
 
従量制プランの場合は、実際に使ったデータ量によって金額が段階的に変動します。例えば、100MB未満なら数百円程度、1GBまでなら500円前後といった具合に細かい価格設定が多く、ほとんどモバイル通信を使わない人にとっては無駄が少なく、料金を抑えやすい仕組みとなっています。
 
ただし注意点として、1GBを少しでも超えると料金が急激に上がるプランもあります。そのため、動画視聴や地図アプリなどを頻繁に使う場合は、予想以上にデータを消費することがあるため、日頃の通信料を把握しておくことが重要です。
 

格安SIMへ乗り換える際に注意したいポイント

月1GB未満しか使わない人にとって格安SIMは魅力的ですが、乗り換えにあたっていくつか注意すべき点もあります。本章では、主に注意したいポイントを3つ紹介します。
 

1. 初期費用

多くの格安SIMでは、契約時に数千円程度の事務手数料がかかりますが、現在は事務手数料無料やSIM発行手数料無料のサービスも増えてきています。月額料金が安くても、短期間で解約する場合は初期費用が負担となる可能性があるため、長く利用する前提で契約することをおすすめします。
 

2. 通信速度

格安SIMは大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、利用者が多い時間帯には速度が落ちやすい傾向があります。特に、昼休みや夕方の時間帯に使用する場合、利用環境がストレスにならないか確認しておく必要があります。
 

3. 追加データの料金

ほとんどの格安SIMプランでは1GBを超えると段階的に料金が上がり、1GBあたり数百~1000円弱程度の追加料金が発生するのが一般的です。少量しか使わないつもりでも、旅行や外出時に予想外の利用が増えることはあるため、追加チャージの料金や仕組みを比較することが重要です。
 
また、現在のスマートフォンが格安SIMに対応しているかも事前に確認が必要です。機種や対応バンドによっては電波を十分に拾えないことがあり、利用エリアによっては快適さに差が出ることがあります。普段利用する場所で十分に使えるかどうかを確認したうえで契約すると安心です。
 

格安SIMへの乗り換えは自分の使い方に合ったプランを選ぼう

スマートフォンを毎月1GB未満しか使用しない方にとって、格安SIMは通信費を大きく節約する有効な手段となります。月額料金は数百~1000円未満に収まることが多く、大手キャリアの同容量プランと比べて大幅に安いことが一般的です。
 
ただし、契約時の初期費用や通信速度、追加データの料金体系など注意点もあるため、自分の利用スタイルをよく確認して選ぶことが大切です。通信費を最適化し、家計にゆとりをもたらすよいきっかけになるでしょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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