娘が自宅の固定電話で毎日のように「1時間以上」友達と長話しをしています。スマホのかけ放題プランにしたほうがお得でしょうか? 月々の利用料が気になります…

配信日: 2025.09.04
この記事は約 4 分で読めます。
娘が自宅の固定電話で毎日のように「1時間以上」友達と長話しをしています。スマホのかけ放題プランにしたほうがお得でしょうか? 月々の利用料が気になります…
娘さんが固定電話で毎日1時間以上友だちと話しているなら、確実に通話料金がかさむはずです。では、スマホへ切り替えて「かけ放題プラン」を利用すれば、お得になるのでしょうか?
 
本記事では、固定電話とスマホそれぞれの料金体系や、毎日長電話する家庭に合った選択肢を整理して紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

固定電話で1時間以上も話すと、どれくらいかかっているの?

固定電話は基本料金のほかに、通話時間に応じた料金が加算されます。国内通話の単価は地域や契約内容によって異なりますが、一般的には1分あたり約3円が目安です。仮に1分あたり3円としても、1時間で180円。これを毎日続けると、1ヶ月(30日)で5400円になります。
 
さらに、固定電話には基本料金が毎月かかり、月額1000~1900円程度が多いです。これを通話料と合わせれば、月額6400~7300円となります。毎日長電話をする家庭では、固定電話の利用が思った以上に高額になる可能性があるのです。
 

スマホのかけ放題プランとは? 料金の仕組みを理解しよう

毎日のように長電話をしていると、気になるのがスマートフォンの「かけ放題プラン」でしょう。しかし、どのような仕組みで成り立っているのでしょうか。ここでは、その基本をやさしく整理していきます。
 
スマートフォンの通話プランは、主に以下の3つのタイプがあります。


1つ目は、時間制限つきかけ放題です。例えば、「1回5分まで通話無料」といったタイプで、短い通話が多い人に向いています。

2つ目は、無制限かけ放題です。通話時間に制限がなく、月額定額で何時間でもかけられるため、長電話をよくする人にとって安心できる仕組みです。

3つ目は、定額制で通話時間の上限があるタイプです。「月〇〇分まで定額」といった形で、毎月ある程度の通話をするが、極端に長時間は話さない人に向いています。

通常のスマホ通話料は、30秒ごとに20円程度です。1時間通話すれば2400円ほどになり、毎日続けると月7万円を超えてしまいます。これを考えると、毎日長時間通話する人は無制限かけ放題を選ぶほうが、安心で合理的といえるでしょう。
 

毎日長電話するならスマホのかけ放題は本当にお得?

固定電話と比べてスマホのかけ放題が有利かどうかは、利用の仕方に左右されます。
 
毎日1時間以上通話する場合、従量制の固定電話は通話料が積み上がるため、月数万円に達することもあります。一方、スマホの無制限かけ放題は月額が一定に抑えられるため、通話時間が長くなるほど割安感が強まります。
 
ただし、かけ放題プランには「特定の番号にかけた場合のみ無料」「専用アプリ利用が条件」といった制約があることもあります。また、IP電話方式を利用するか、携帯電話網をそのまま利用するかによっても、音質や安定性に違いが生じることがあるため注意が必要です。
 
つまり本当にお得かどうかは、「娘さんが誰とどのように話すか」「通話品質をどれくらい重視するか」によって判断が変わります。
 

固定電話+スマホ利用に合った、お得な使い方のヒント

もし、固定電話は他の用途で必要だから解約はできないという場合でも、以下のような工夫をすれば負担を減らすことは可能です。
 
・長時間の通話はスマホの無制限かけ放題を利用する
通話料の上限をなくし、安心して使えるようにします。
 
・短い通話や家族間のやりとりは固定電話を活用する
基本料金の範囲で収まる通話なら、固定電話が有効です。
 
・専用アプリの必要性を確認する
利用方法が複雑だと使いづらく、結局は通常通話をしてしまい料金増加の原因となることがあります。
 
・インターネット通話サービスを取り入れる
Wi-Fi環境が整っているなら、無料通話アプリなどインターネット通話サービスを活用すれば、さらなるコスト削減を目指せます。
 
このように、固定電話とスマホの使い分けや補助的なサービスを組み合わせることで、効率的に通話費用を抑えることができます。
 

かけ放題を賢く選んでスマホ代を節約しよう

娘さんが毎日1時間以上通話するなら、従量制の固定電話を利用し続けるよりも、スマホのかけ放題を活用したほうが安心でお得です。無制限かけ放題プランなら月額料金が一定に抑えられ、通話料が増えても料金が膨らむ心配がありません。
 
ただし、契約条件や専用アプリの有無、通話品質などを確認したうえで、自分たちの生活に合ったプランを選ぶことが大切です。固定電話を残すかどうかも含めて、家族全体の通話状況を見直すことで、月々の通信費の大幅な節約が期待できるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問