夫が「食いつくし系」なのか、月の食費が3人家族で「15万円」です。ファミレスに行っても夫だけで「3000円」使うのですが、食べる量を減らしてもらうべきですか?

配信日: 2025.09.04
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夫が「食いつくし系」なのか、月の食費が3人家族で「15万円」です。ファミレスに行っても夫だけで「3000円」使うのですが、食べる量を減らしてもらうべきですか?
3人家族で月の食費が15万円、さらにファミレスに行くと夫一人で3000円ほど使ってしまう……。そんな状況に「夫は食いつくし系なのでは?」と感じ、食費の高さに悩んでいる方は少なくないようです。確かに一般的な家庭の食費と比べると高めですが、単に「食べる量を減らしてもらう」ことが解決策になるとは限らないでしょう。
 
今回は、食費の相場や「食いつくし系」の特徴を踏まえつつ、無理なく取り組める改善方法を考えていきましょう。
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食費15万円は本当に高いのか?

総務省統計局が公表している「家計調査 家計収支編(2024年)」によると、3人家族(夫婦と子ども1人)の食費の平均は8万7876円でした。
 
もちろん、住んでいる地域や外食の頻度、食へのこだわりによって変わりますが、15万円という数字は平均2倍にもおよびます。日常的に外食が多かったり、一度の食事で食べる量が多い家族の場合、自然と金額がふくらむのでしょう。
 
ただ、ここで大事なのは「金額が高い=必ずしも無駄遣い」ではないということです。夫がたくさん食べることで健康に支障がないなら、食費が多めになるのは仕方のない部分もあります。一方で、家計を圧迫しているなら改善の余地があると考えられます。
 

「食いつくし系」とはどんな特徴がある?

「食いつくし系」という言葉は、主に夫婦関係や家庭の食事にまつわる悩みを語るときに使われます。特徴としては、料理を取り分ける前に一人で大量に食べてしまう、家族の分を考えずに食べ尽くしてしまうといった行動が挙げられます。
 
こうした行動が続くと、家族が満足に食べられなかったり、買い置きがすぐになくなったりと、精神的にも金銭的にも負担になりやすいのです。もちろん、単に食欲が旺盛であるだけの場合もありますが、「家族の分を残す」という意識が薄いと、周囲にストレスがたまるでしょう。
 

食べる量を減らす以外にできる工夫

夫に「食べる量を減らしてほしい」と直接伝えても、本人の満腹感や習慣がすぐに変わるわけではないでしょう。むしろ、我慢が続けば不満につながることもあります。そこで、量を減らす以外の工夫を考えてみましょう。
 
まず、自宅での食事においては、かさ増し食材を取り入れるのがおすすめです。野菜や豆腐、きのこ類などは低価格でボリュームが出せるため、満足感を高めながら食費を抑えられます。さらに、まとめ買いや業務用スーパーの活用も効果的です。お米や肉を大容量で購入し、小分け冷凍して使えば、一食あたりのコストを下げられるかもしれません。
 
また、外食の仕方を工夫するのもポイントです。夫が一人で3000円を使ってしまうのであれば、ファミレスではなく定食屋や大盛りメニューが安い店を選ぶのも一つの方法です。もしくは、外食の回数を減らして、自宅で作った料理を持ち帰り風に楽しむのもいいでしょう。
 
大切なのは、「食欲を無理に抑える」より「食べる満足感を保ちつつ支出を調整する」工夫を取り入れることといえます。
 

まとめ:夫婦で話し合いながら無理のない節約を

月15万円という食費は平均より2倍近く高いですが、食べる量をただ減らせば解決するわけではないでしょう。大切なのは、家計と健康のバランスを考えながら、無理のない工夫を続けることです。かさ増し食材や業務用スーパーを活用したり、外食先を見直したりすれば、夫の満足感を保ちながら出費を抑えることができるかもしれません。
 
何より重要なのは、夫婦で率直に話し合うことです。「食費が家計を圧迫している」と伝えるだけでなく、「どうすればお互いに気持ちよく暮らせるか」という視点を持てば、解決策は見つかりやすくなります。少しずつ取り組みを積み重ねていけば、食費への不安も減り、安心して毎日の食卓を楽しめるようになるでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2024年 表番号3-1 世帯人員別
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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