1週間の旅行から帰ってきたらキッチンの「換気扇」がつけっぱなしになっていた…! どれくらい電気代を無駄にしてしまったでしょうか?

配信日: 2025.09.05
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1週間の旅行から帰ってきたらキッチンの「換気扇」がつけっぱなしになっていた…! どれくらい電気代を無駄にしてしまったでしょうか?
旅行から帰宅して「キッチンの換気扇がつけっぱなしだった……!」と気づくと、「どれくらいの電気代を無駄にしたんだろう」と不安になるでしょう。しかし実は、キッチンの換気扇は一般的に消費電力が低く、つけっぱなしにしても電気代は思ったよりかさみません。
 
この記事では、一般的な換気扇の消費電力と電気代の目安、1週間つけっぱなしにした場合の具体的な金額、さらにはつけっぱなしのメリットについて、分かりやすくご紹介します。
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キッチン換気扇、一般的にどれくらい電力を使う?

家庭で使われるキッチン換気扇の消費電力は、通常5W~30W程度のものが多く、機種によっては最大で90W程度のものもあります。
 
レンジフードタイプを強運転で使った場合はおよそ28.5W、常時換気の弱モードでは5W程度に抑えられます。「強運転」や高性能モデルでは100W以上になる場合もあり、機種や使用状況によって大きな幅があります。
 

1週間つけっぱなしにすると、どれくらいの電気代になる?

電気料金単価を31円/kWhとして、代表的な例を計算してみます。なお、1時間あたりの電気代は「消費電力(kW)×31円」で計算しています。
 
表1

モード・消費電力 電気代(1日) 電気代(1週間=7日間)
常時換気(5W) 約0.16円×24時間=約3.8円 約27円
弱(8W) 約0.25円×24時間=約6円 約42円
中(11.5W) 約0.36円×24時間=約8.6円 約60円
強(28.5W) 約0.88円×24時間=約21円 約147円

※筆者作成
 
つまり、換気扇を1週間(24時間×7日間)つけっぱなしにしても、強運転であっても150円前後にとどまる可能性があります。弱や常時換気モードであれば30円~60円程度と、非常に小さな負担で済むことが分かります。
 

つけっぱなしの電気代は意外と少なめ? メリットもある!

前述の通り、キッチン換気扇の電気代は思ったよりも安く済むため、1週間程度のつけっぱなしであればそこまで大きな出費にはなりません。さらに、つけっぱなしによるメリットも存在します。
 
換気扇を回し続けることで湿気やカビの発生を抑えられるほか、調理後のいやなニオイや油煙を外に排出することができます。室内の結露を防ぐ効果もあり、家の劣化を遅らせる役割も果たします。空気の流れがあることで害虫が侵入しにくくなる効果が期待できる場合もあります。
 
ただし、デメリットも考えられます。長時間連続して稼働させると、機器の摩耗が早まり、寿命が短くなる可能性があります。また、内部にホコリや油汚れがたまると、モーターに負担がかかり過熱するリスクもあるため、定期的な清掃が欠かせません。
 

まとめ|1週間の旅行中にキッチンの換気扇を消し忘れてもそこまで大きな損失とはならないと考えられる

旅行でキッチンの換気扇をつけっぱなしにしたとしても、今回の試算によれば、例えば強運転でも150円前後の電気代にとどまる可能性があります。
 
弱運転や常時換気モードであれば30円~60円程度であり、ほとんど気にならないレベルでしょう。むしろ、換気扇をつけっぱなしにすることで湿気やカビ、ニオイの防止といったメリットが得られるため、必ずしも無駄とは言い切れません。
 
大切なのは、定期的に掃除をして換気扇を清潔に保つことです。そうすることで、機器にかかる負担を軽減し、快適な住環境を維持することができるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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