スマホの生涯コストは一生「iPhone」「Android」どれだけ違う? それぞれの総額をシミュレーション

配信日: 2025.09.04
この記事は約 3 分で読めます。
スマホの生涯コストは一生「iPhone」「Android」どれだけ違う? それぞれの総額をシミュレーション
スマートフォンは、現在では私たちの生活に欠かせない存在になっています。
 
スマートフォンは、数年に1度のように定期的に買い替える人、何年も同じ機種を使ってから買い替える人などさまざまですが、機種変更はしても、「Android→iPhone」といったOSそのものを乗り換える選択をする人は意外と少ないかもしれません。
 
AndroidならAndroid、iPhoneならiPhoneというように初期に選んだOSをずっと使い続ける人のほうが多いのではないでしょうか。その場合、同じOSを使い続けることで費用にどのような差が生じるのか気になる人もいるかもしれません。
 
本記事では、20歳から80歳まで、iPhoneユーザーとAndroidユーザーがそれぞれの代表モデル(iPhone/AQUOS)を定期的に買い替えて使い続けた場合、人生でどれくらい支出額に差が出るのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

利用中のスマホで多いのは? 買い替え時期はどれくらい?

WACARU NETの調査によると、現在利用しているスマホのブランドでは、回答者の48.9%がiPhoneを使用しています。なお、iPhoneの次に多いのがシャープのAQUOSで、15.1%の利用率です。
 
「スマホを何年で買い替えるか」という問いでは、「3年程度」が28.9%と最も多く、「4年程度」が22.8%、「5年程度」が18.0%と続いています。そして、3年以上使い続ける人は全体の80%以上に達しています。
 

iPhoneとAndroidをずっと使い続けた場合の生涯支出とその差はどれくらい?

それでは、iPhoneとAndroidを20歳から80歳までの60年間どちらか一方を使い続けた場合、生涯でどれほど本体価格の支出がかかるのか見ていきましょう。なお、Androidについては、今回は代表してAQUOSを比較対象とします。
 
まずiPhoneの本体価格ですが、公式サイトを見てみると、おおよそ10~20万円程度かかります。一方、AQUOSについてはドコモのホームページでは3~12万円程度が相場です。
 
本シミュレーションの前提となる価格は、相場の中央付近である、iPhoneは15万円、AQUOSは7万5000円とします。
 
また、購入頻度については、前出の調査では3年または4年が最も多い層ですので、3年半に一度(60年間では約17回)購入するものとします。この前提において、iPhoneとAQUOS、それぞれの80年間の総支払額は次のとおりです。


●iPhone:15万円×17回=255万円
●AQUOS:7万5000円×17回=127万5000円

このように、生涯では100万円以上の大きな差となります。ただし、この金額は古くなったスマートフォンの価値を考慮しない前提の金額です。スマートフォンは使用した後に正規の中古市場で販売する場合でも、それなりの販売価格が期待できます。
 
特にiPhoneは、中古市場でも高い評価を受けているため、使用済みのiPhoneを高値で売却できた場合、今回の差(255万円-127万5000円=127万5000円)よりも差が縮まることもあるでしょう。
 

まとめ

私たちの生活に定着したスマートフォンですが、最初に選んだOSを使い続ける人も多くいます。
 
今回のシミュレーションでは、iPhoneを使い続けた場合、Androidよりも生涯で100万円以上費用がかかる結果となりました。とはいえ、iPhoneは中古市場での価値も高いため、スマートフォンの状態次第では実際の負担額の差は思ったほど大きくならない可能性もあります。
 
長期間使い続けることや下取りを上手に活用することが、費用を抑えるポイントと言えるでしょう。
 

出典

株式会社WACURU NET スマホの買い替え時期はいつ?実態をアンケート調査レポート
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 SP_LAND_02
FF_お金にまつわる悩み・疑問