リビングの大型テレビを“1日8時間”つけています。1ヶ月続けたら電気代はどれくらいになるでしょうか?

配信日: 2025.09.05
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リビングの大型テレビを“1日8時間”つけています。1ヶ月続けたら電気代はどれくらいになるでしょうか?
リビングの中心にある大型テレビ。映画やドラマ、ゲーム、YouTubeなどで、気がつけば1日8時間ほど使っているという家庭も多いのではないでしょうか。そんな中でふと気になるのが、電気代です。「見てる時間は長いけど、実際いくらかかっているんだろう? 」という疑問を持つ人は少なくありません。
 
この記事では、大型テレビ(50〜55インチクラス)を1日8時間使い続けた場合、1ヶ月あたりの電気代がどれくらいになるのかを解説します。
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1日8時間テレビをつけたら、月の電気代はいくら?

テレビの電気代は、次の式で計算できます。
 
消費電力(W)÷1000 × 使用時間(h) × 電気料金(円/kWh)
 
全国家庭電気製品公正取引協議会によると、現在の電気料金の目安単価は31円/kWhです。
 
例えば、消費電力100Wの55インチ液晶テレビを使っていた場合、1時間あたりの電気代は、100W ÷ 1000 × 31円 = 3.1円、1日8時間つけていた場合は、3.1円 × 8時間 = 24.8円となります。
 
1日8時間を1ヶ月(30日)続けた場合24.8円 × 30日 = 約744円です。
 
つまり、1日8時間視聴で月700円台程度の電気代になります。
 

テレビの種類や年式によって電気代は大きく変わる

テレビは種類や年式によって消費電力が大きく異なります。以下は、一般的な目安です。

テレビのタイプ サイズ 消費電力 月の電気代(8時間×30日)
液晶テレビ(新型) 55V型 約90w 約670円
有機ELテレビ 55V型 約150w 約1116円
液晶テレビ(旧型) 50V型 約200w 約1488円
プラズマテレビ(旧型) 50V型 約250w 約1860円

※筆者作成
 
たとえば、古いプラズマテレビを使っている場合は、最新の省エネモデルに買い替えるだけで月に1000円以上節約できる可能性もあります。
 

電気代を抑えるための節電のコツ

テレビの電気代は、ちょっとした工夫で抑えられます。
 
1.画面の明るさを下げる
 
初期設定のままでは画面が明るすぎる場合があります。「標準」や「省エネモード」に変更することで、消費電力を10〜30%削減できることもあります。
 
2.見ていないときは主電源を切る
 
リモコンで消しただけでは、待機電力が発生しています。本体の主電源を切るか、電源タップを使って完全にオフにする習慣をつけると、無駄な出費を防げます。
 
3.消費電力を確認しておく
 
テレビの裏側や取扱説明書には「消費電力(W)」の記載があります。自宅のテレビが何ワットなのかを知ることで、より正確に電気代を見積もれます。
 

テレビの電気代は“見える化”で節約が始まる

テレビの電気代は、「毎日8時間使う」と仮定した場合、月額300円〜1800円程度と幅があります。使用しているテレビのタイプや年式によって、大きく差が出ることがわかりました。
 
画面の明るさ設定や主電源の管理など、簡単にできる工夫でも節電効果は期待できます。もし古いテレビを使っている場合は、省エネ性能の高い新しいモデルへの買い替えも検討するとよいでしょう。
 
まずは、テレビの裏側をチェックして、消費電力を「見える化」することから始めてみてはいかがでしょうか? 日々の習慣が、電気代の節約につながります。
 

出典

全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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