実家ではキッチンの換気扇を「24時間つけっぱなし」に…! 月に電気代はいくらかかっているのでしょうか?

配信日: 2025.09.10
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実家ではキッチンの換気扇を「24時間つけっぱなし」に…! 月に電気代はいくらかかっているのでしょうか?
部屋のにおいを軽減する目的などで、キッチンの換気扇をつけっぱなしにしている家庭もあるかもしれません。その場合、電気代がいくらかかっているのか気になることもあるでしょう。
 
本記事では、キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにした場合の電気代を計算するとともに、つけっぱなしと使用する際に都度つけるのではどちらがよいのか、つけっぱなしにするメリットもあわせてご紹介します。
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キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにした場合の電気代

換気扇の1時間あたりの電気代は「消費電力(キロワット)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」で算出できます。つまり24時間つけっぱなしにした場合の電気代は、「消費電力×電気料金単価×時間(24時間)」で計算が可能です。
 
実際にある製品の消費電力を例に、弱運転・中運転・強運転時の電気代を表1にまとめました。電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用して計算しています。
 
表1

弱(44ワット) 中(64ワット) 強(90ワット)
1時間あたり 約1.4円 約2円 約2.8円
24時間つけっぱなしにした場合 約33円 約48円 約67円

※筆者作成
 
例えば、弱運転で24時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月(30日)の電気代は約990円、中運転の場合は約1440円、強運転の場合は約2010円の計算になります。
 

都度つけるようにした場合との電気代の差は?

キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにするのと、都度つけるようにするのとでは、電気代にどのくらい差が出るのか確認してみましょう。
 
表1の換気扇を1日合計で5時間つけた場合と、1日8時間つけた場合の電気代を、24時間つけっぱなしにした場合の電気代と比較したものを表2にまとめました。
 
表2

弱(44ワット) 中(64ワット) 強(90ワット)
1日5時間つけた場合 約7円 約10円 約14円
1日8時間つけた場合 約11円 約16円 約22円
24時間つけっぱなしにした場合 約33円 約48円 約67円

※筆者作成
 
例えば、中運転で1日5時間換気扇をつけた場合の1ヶ月の電気代は約300円なのに対し、同じく中運転で24時間つけっぱなしにした場合は約1440円になります。1日5時間でつけた場合の方が1000円以上安くなる計算です。
 

キッチンの換気扇をつけっぱなしにするメリット

キッチンの換気扇は24時間つけっぱなしにすることでさまざまなメリットがあると考えられています。
 
まず、嫌なにおいを抑える効果が期待できるでしょう。キッチンはにおいがこもりやすい場所なので、換気扇をつけることで空気の入れ替えが可能になります。キッチンに窓が付いていない場合や、防犯上窓を開けたくない場合などのにおい防止に有効です。
 
においのほかにも、煙も一緒に吸い込んでくれるため、火を使った際の煙による汚れ防止も期待できます。つけっぱなしにしておいた方が効果的に汚れを防げるでしょう。
 
そのほかにも、家の中で発生するハウスダストや、二酸化炭素などを外に排出する役割もあります。湿気も排出してくれるので、水回りで発生しやすいカビも抑制できるでしょう。
 

換気扇の消費電力によっては月の電気代が1000~2000円ほどかかる場合もある

キッチンの換気扇を24時間つけっぱなしにした場合の1ヶ月の電気代は、換気扇の消費電力によっては1000~2000円ほどかかることもあります。
 
つけっぱなしにせず都度つけるようにした方が、電気代は抑えられるでしょう。場合によっては月1000円以上電気代を安くすることもできるようです。
 
しかし、つけっぱなしにした方が嫌なにおいを抑制できたり、カビが生えにくくなったりするメリットもあります。どうすべきかよく考えたうえで、つけっぱなしにするかしないかを決めてみるとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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