「夫婦共働き+子ども1人」で世帯収入“月70万円”です。毎月赤字なのですが、食費「月11万円」はかかりすぎでしょうか?
本記事では、夫婦共働きで子どもが1人いる世帯の平均月収と食費の平均をご紹介するとともに、子どもがいる家庭におすすめの食費節約方法についてまとめています。
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「共働き+子ども1人世帯」の平均月収
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯 2024年」によると、夫婦共働きで未婚の子どもが1人いる世帯の1ヶ月あたりの平均実収入は71万1377円です。今回は「夫婦共働き+子ども1人で世帯収入が月70万円」ということなので、平均的な金額といえるでしょう。
参考までに、夫のみが働いていて未婚の子どもが1人いる世帯の平均月収は58万9389円なので、夫婦共働きの家庭の方が月12万円ほど収入が多いことが分かります。共働きな分、世帯収入が増えるので、経済的に安定しやすいわけです。
また、共働き夫婦でも子どもがいない世帯の平均月収は64万5461円、子どもが2人いる世帯の平均月収は76万3210円というように、子どもの有無や人数によって変わっています。
「共働き+子ども1人世帯」の食費の平均
同調査によると、共働きで子どもが1人いる世帯における1ヶ月の食費の平均は8万7156円です。今回の事例では「食費が月11万円」ということなので、平均より2万円以上高いことになります。食費の内訳は表1の通りです。
表1
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 穀類 | 6918円 |
| 魚介類 | 4352円 |
| 肉類 | 8073円 |
| 乳卵類 | 3990円 |
| 野菜・海藻 | 7708円 |
| 果物 | 2381円 |
| 油脂・調味料 | 3769円 |
| 菓子類 | 8228円 |
| 調理食品 | 1万2928円 |
| 飲料 | 5753円 |
| 酒類 | 3247円 |
| 外食 | 1万9807円 |
出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯 2024年」を基に筆者作成
どの項目が平均より高いのか確認してみるとよいでしょう。
子どもがいる家庭におすすめの食費節約方法
食費が高く、毎月赤字になってしまう家庭におすすめの食費節約方法をご紹介します。育ち盛りの子どもがいる家庭でも実践しやすい方法なので、すぐに行動に移せるでしょう。
まず、買い物の仕方を工夫しましょう。スーパーの特売情報をチェックし、1週間に一度程度の頻度でまとめ買いをすることをおすすめします。あらかじめ1週間分の献立を決めておき、必要なものだけを購入すれば買い物の頻度を減らせるはずです。
献立を決める際は、安い食材を工夫して取り入れていきましょう。鶏むね肉や豚こま肉などは安く購入しやすいため、調理法を工夫しながら積極的に使用するとよいでしょう。
子どもがいると栄養バランスはもちろん、食事の量なども気になるはずです。量を増やしたいときは、きのこや野菜、豆腐などでかさ増しするのもおすすめです。
また、家庭菜園で育てた野菜を食卓に並べるのもよいかもしれません。子どもと一緒に栽培したり収穫したりするのを楽しみながら、食費の節約にもつながります。
「夫婦共働き+子ども1人世帯」の食費の平均は月8万7156円
総務省統計局の調査によると、夫婦共働きで子どもが1人いる世帯の平均月収は71万1377円、食費の平均は月8万7156円です。
今回の事例は「世帯収入が月70万円で、食費が月11万円」ということなので、平均より2万円以上食費がかかっていることになります。赤字を回避するためには、食費の見直しが急務のようです。
1週間に一度のまとめ買いや安い食材を取り入れる方法など、子どもがいる家庭でも実践しやすい節約方法をチェックしておくとよいでしょう。
出典
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2024年 表番号3-11<用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 妻の就業状態,世帯類型別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
