【炊飯器VS土鍋】光熱費が安いのはどっち?

配信日: 2025.09.11
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【炊飯器VS土鍋】光熱費が安いのはどっち?
日々の食事づくりで使う炊飯器と土鍋。どちらが光熱費を安く抑えられるかは気になるポイントです。
 
この記事では、両者の特徴や使い方を整理し、光熱費の計算例を示しながら比較します。さらに光熱費以外の視点も紹介し、あなたの生活に合った選び方を提案します。節約を目指す方はぜひ参考にしてください。
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炊飯器と土鍋、それぞれの特徴と使い方

炊飯器は主に電気でご飯を炊く家電で、多くの機種は時間管理や火力調整が自動で行えます。保温機能があり、炊飯後にご飯を温かく保(たも)てるのが特徴です。忙しい人にとっては手軽さと安定した味が魅力です。
 
対して土鍋は、じか火で炊く調理器具で、火加減の調整が重要です。じっくり炊き上げるため、豊かな風味やおこげが楽しめるのが魅力です。炊飯時間は炊飯器より長く、火加減の管理が必要ですが、炊きたての味わい深さは人気です。
 

光熱費の計算方法と実際にかかる費用の比較

炊飯器による1回当たりの炊飯時の消費電力量は機種や機能、炊飯メニューにもよりますが、100Whから200Whほどのようです。
 
これを参考に、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている「1kWhあたり31円」を基に計算すると、炊飯器でお米を炊く際にかかる電気代は、3.1〜6.2円ほどになるでしょう。
 
一方でガス代は、都市ガスを中火・弱火で合計20分ほど使用したと仮定した場合、1回あたり12~18円程度かかるとされています。
 
つまり、以上を踏まえると光熱費の比較では炊飯器の方が安くなるということです。年間で計算すると、毎日炊飯しても、炊飯器の光熱費は約1116~2232円、土鍋は約4320~6480円です。
 
ただし、これらの金額は使用する製品や契約している電機会社やガス会社などによって変動する可能性があります。
 

光熱費以外に知っておきたいメリット・デメリット

光熱費の面では炊飯器が優勢ですが、土鍋には独特の味わいと食感があるため、それを重視する人にとっては価値があります。
 
また、土鍋は調理の過程で火加減を見ながら炊く楽しみがありますが、管理が難しく失敗することもあります。炊飯器は自動で操作できるため、初心者や忙しい人には使いやすい点が魅力です。
 
加えて、炊飯器は保温機能による電気代もかかる点は注意が必要です。ただし、近年の省エネ機能により、保温時の消費電力も抑えられています。対して土鍋は保温機能がないため、炊き立てをすぐ食べるのが望ましいです。
 

まとめ

今回の結果では、光熱費だけを比較すると、炊飯器の方が明らかに安くなることが分かりました。土鍋も味や食感の面で魅力的な選択肢ですが、光熱費を気にするなら、炊飯器を主に使うとよいでしょう。
 
日々のご飯の炊き方に合わせて、土鍋で特別な日にご飯を炊く使い分けもおすすめです。節約と食の楽しみを両立させることで、より満足度の高い食生活を送ることができるでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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