母が高齢で実家の掃除が大変になってきました。週1で片付け代行サービスに頼むと、毎月どれくらいの費用がかかるのでしょうか?
本記事では、週1で片付け代行を頼んだときの月額費用や、サービスの選び方・注意点まで解説します。
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目次
高齢の母が一人暮らし…実家の片付けが難しくなったときの選択肢
高齢になると、体力だけでなく「整理整頓する気力」や「モノを捨てる判断力」も低下してきます。同じような悩みを持つ人が増えた今、片付け代行サービスを利用する家庭は急増しています。
株式会社タスカジの家事代行利用の実態調査によると、家事代行の利用を始めたきっかけとして、「親のために家事サポートを依頼したかったため」と回答した人は1.8%でした。また、家事代行を利用し始めてよかったと回答する人は約9割と、満足度の高さも伺えます。
週1回で片付け代行を頼んだら、月の費用はいくら?
本題である費用ですが、週1ペースで片付け代行を依頼した場合、月2万〜4万円程度が相場です。
<具体例:1回2時間の作業×週1回>
・単発料金
1回 5000〜8000円
・月額
2万円〜3万2000円
交通費やオプション(整理収納サポート、不用品処分など)を含めると、4万円を超える場合もあります。
ただし、定期契約(週1、月4回)を前提にしたプランなら、1回あたりの料金が割引されるケースも多数。継続利用を考えるなら、「定期プランあり」の業者を選ぶのがコツです。
家事代行・整理収納・不用品回収…何を選べばいい?
「片付け代行」といっても、いくつかのタイプに分かれており、目的によって選ぶべきサービスが変わります。
1.家事代行サービス
一般的な掃除や洗濯、簡単な整理整頓がメイン。「とりあえず部屋をきれいに保ちたい」人におすすめ。
2.整理収納代行・片付け専門業者
モノの整理や収納方法の提案、不用品の分別もしてくれる。「モノが多くて片付かない」「捨てられない親」にぴったり。
3.不用品回収・遺品整理業者
大量の不用品やゴミを一気に片付けたいときに。ただし、料金が高額になるため慎重に比較を。
実際は、「家事代行」+「整理収納」のハイブリッド型を選ぶ家庭が多く、週1の定期訪問で少しずつ改善していくスタイルが人気です。
依頼する前に知っておきたい注意点と、後悔しない選び方
費用やサービス内容も大事ですが、継続的に使うなら、以下の点に注意して選ぶことが重要です。
・ 親の同意を得る
親が「他人に家を触られるのがイヤ」と感じることも。最初は一緒に立ち会い、安心感を与える工夫が必要です。
・どこまでやってくれるのかを明確に
掃除範囲や内容は事前にしっかり確認しないと、思っていたことが「オプション扱い」で追加料金…ということも。
・スタッフの対応力や口コミをチェック
料金だけで決めるのは危険です。利用者のレビューや、スタッフの教育体制を確認しましょう。
・介護保険は基本使えない
家事・片付け代行は「介護保険対象外」がほとんど。ただし、自治体の福祉サービスで支援がある地域もあるため、役所への問い合わせもおすすめです。
週1の片付け代行は、費用以上に「安心」を得られる手段
実家の片付けを週1回ペースで代行してもらうと、月2万〜4万円前後が費用の目安になります。決して安くはないですが、それ以上に得られるのは「親の暮らしを守る安心感」です。
「ちょっとした片付け」ができなくなると、そこから転倒や孤独につながることもあります。その前に、外部の力を借りて生活環境を整えるのは、親を思う立派な選択です。
今すぐにでもサービスを利用しなければ…とまでは思っていない方も、まずは見積もりを取って、どんな選択肢があるかを知ることから始めてみてください。きっと「頼ってよかった」と思える日が来ます。
出典
株式会社タスカジ 家事代行利用の実態調査
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
