【体験談】「真空で40時間保温できる炊飯器」を買ったら、余りご飯を“冷凍する手間”がなくラク! 放ったらかしで「電気代」は1ヶ月にいくらかかる? 節約効果も試算

配信日: 2025.09.18
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【体験談】「真空で40時間保温できる炊飯器」を買ったら、余りご飯を“冷凍する手間”がなくラク! 放ったらかしで「電気代」は1ヶ月にいくらかかる? 節約効果も試算
暑い時期は、炊飯器の中のご飯が傷む可能性が高まります。家庭で食べ物を扱う人は、長い間保温してしまうと、食中毒にならないか気になるのではないでしょうか。本記事では、「真空で40時間保温できる炊飯器」を買った筆者の体験談と、電気代の試算をお伝えします。
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【体験談】真空で40時間保温できる炊飯器

筆者が使っているのは、真空機能が付いていて、白米なら40時間まで保温ができる炊飯器です。2年近く使っていて、ご飯を炊くたび長時間保温していますが、ご飯が傷んだことは一度もありません。猛暑の夏でもへっちゃらです。
 
40時間は丸1日と16時間なので、保温している間に5回ほど食事の機会があります。5回で食べきれない量の炊飯はしないので、大抵はご飯が余ることはありません。この炊飯器を使ってから、「余りご飯を冷凍する」という作業をほとんどしなくなりました。
 
実際に保温に使っている時間は、2日につき35~40時間で、38時間と仮定すれば月(31日)にしておよそ589時間です。
 
メーカーとしては「食中毒にならない」とはうたっておらず、あくまで「おいしく保温できるのが40時間まで」と説明しています。注意点は、40時間の保温ができるのは白米のみで玄米や炊き込みご飯は不可、夏場の予約炊飯は冷水を使うことなどです。
 

炊飯器で「保温」にかかる電気代

炊飯器で保温にかかる1ヶ月の電気代は、いくらになるのでしょうか? 実際の料金単価は電力会社やプラン、地域によって変動しますが、本記事では全国家庭電気製品公正取引協議会が提示する電力料金の目安単価、1キロワットアワーあたり31円で試算します。
 
炊飯器の消費電力は、説明書で確認したところ、炊飯機能と保温機能で異なることが分かりました。炊飯約1250ワット、保温約13.1ワットです。このことから、次のように条件を設定します。
 

【条件】

・料金単価(税込)31円/キロワットアワー
・消費電力(炊飯)1250ワット
・消費電力(保温)13.1ワット
・使用時間(炊飯)1ヶ月31時間
・使用時間(保温)1ヶ月589時間

 

1ヶ月の電気代

【炊飯】
1250ワット÷1000×1時間×31日÷2×31円=約601円(税込)

【保温】
13.1ワット÷1000×589時間×31円=約239円(税込)

 
2日ごとに炊飯する場合の1ヶ月の電気代は、合計約840円です。
 

毎日炊飯する場合の電気代

炊飯器で食中毒の心配なく保温できる時間は、最大5~6時間といわれています。雑菌が繁殖するのは60℃以下のことが多いので、炊飯器では保温の温度を60~70度にすることで、腐敗を抑えています。
 
つまり、普通の炊飯器でご飯を炊く場合、朝から昼、昼から夜の間しか心配なく保温できないのです。1日3食ご飯を食べる場合は、炊飯を1日2回することになります。1ヶ月の電気代はどれほどになるでしょうか?
 

1ヶ月の電気代

【炊飯】
1250ワット÷1000×1時間×31日×2回×31円=約2402円(税込)

【保温】
13.1ワット÷1000×6時間×31日×31円=約76円(税込)

 
1日2回の炊飯をする場合の1ヶ月の電気代は、合計約2478円です。
 

まとめ

保温を毎回35~40時間することでかかる1ヶ月の電気代は約239円で、炊飯を含めると約840円でした。これは、頻繁に炊飯する場合と比べて、約1600円安いことが分かりました。1日1~2回の炊飯が2日に1回になったことで節約になっているといえます。
 
保温機能に使う消費電力は、炊飯機能に比べれば微々たるものです。一方、炊飯機能の消費電力は、電子レンジやドライヤーよりも大きい場合があります。保温と炊飯でかかる電気代が極端に違うので、賢く使って電気代を節約しましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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